長く愛されるものには理由がある。ここではビジネスにおける現代の傑作を厳選。ハンガーやブラシなど、洋服以外の小物にもこだわったアイテム選びを心がけたい。
■極上ニットのような柔らかさをチーフでも
BRUNELLO CUCINELLI ブルネロ クチネリのチーフ

ニュアンスに富んだ色柄、クチネリ品質のしなやかさがあるチーフは、一挿しするだけで格上げに貢献。「美しい生地と上品な柄が傑作たる理由。両面使い分けるもよし。柄をミックスしても表情豊かです」(モデル デビッドさん)
■男の色気を引き出す新鋭モダンジャケット
TAGLIATORE タリアトーレのダブルブレザー

ダブルのコンサバ感をコンパクトシルエットでモダナイズしつつ、着心地も追求した「モンテカルロ」は万人を男前に体型補整。「ボタンを開けても端正に見える、計算された前合わせもさすがです」(B.R.SHOP ゼネラルマネージャー 佐々木利浩さん)
■スカーフのような締め心地の雲上タイ
TIE YOUR TIE タイ ユア タイのネクタイ

一枚の布を七つ折りしたセッテピエゲは、裏地がなくスカーフのように軽やか。「柔らかな表情がまさに今。気品あるクラシックな色柄はスーツをエレガントに見せます」(スタイリスト 武内雅英さん)
■スターも愛した、イタリア鞄の代表格
SERAPIAN セラピアンのブリーフケース

手仕事を大切にするミラノの鞄専業ブランドは、フランク・シナトラやオードリー・ヘップバーンも魅了。「今も本国生産を守る老舗ながら、デザインやカラーなど進化を怠らない姿勢が魅力です」(和光 紳士用品部マネージャー 倉岡直樹さん)
■英国的ユーモアを上品に手元で表現
DUNHILL ダンヒルのカフリンクス

英国的なブルドッグやヴィンテージスポーツカーを、メタルの輝きで表現したところが大人の遊び心。手首に沿ったカーブをつけることで、着け心地の良さと、ボタンホールへの入れやすさにもこだわっている。男の憧れの一品だ。