椅子にも作業台にも! 津田大介の究極スーツケース

ZUCAが誕生したのは2004年、アメリカのカリフォルニアでのこと。考案したのは主婦のローラ・ユードラさんという人で、重い教材をリュックで持ち運ぶ子どもたちの健康を案じ、技術者である夫との共同作業で作り出したのだという。コンセプトは「腰に負担をかけることなく荷物が運べる」「ひと休みしたいとき、作業やスポーツ観戦するときに座れる」「荷物の出し入れや整理が簡単にできる」というもの。そういう、背景にあるストーリーもいい。

荷物を小分けするパッキングポーチが機能的

ZUCAは荷物の収納の仕方が特徴的で、本体を横に倒して中のポーチを出し入れする。空港で中のものを取り出す場合もまったく場所を取らない。ポーチには取っ手が付いており、必要なものだけを簡単に取り出すことができる。狭い機内で中のものを取り出すときにも楽だし、例えば一番大きなポーチに機内で使うトラベルセットをまとめて入れておけば、それだけを出して足元などに置いておける。スーツケースを開けて出してという煩わしさがないのはすごく便利だ。PCの周辺機器やケーブルなどのカテゴリーごとに分けてもいいし、僕はパスポートを一つのポーチに入れっぱなしにしている。

本体を横に倒して中のポーチを出し入れする。空港で中のものを取り出す場合も場所を取らない

ポーチそのものも機能的に作られている。中のポケットが透明で、開けなくても中身が分かるようになっているのだ。容量もけっこうあり、洋服などだと丸めてポーチに収められる。座れるというギミックに目が行きがちだが、実際に使ってみて、便利なのはこのパッキングポーチだということが次第にわかってきた。

パッキングポーチは標準で5個付属。タブが色分けされている
Tシャツ、ジーパン、スウェットパンツを丸めてポーチ一つに収容できる

容量は32リットルと必要十分で、機内持ち込みができるという点も気に入っている。スーツケースをカーゴに預けて引き取るのはとにかく面倒だし、時間のロスも大きい。また、海外では荷物のロストが起こりがちだが、機内に持ち込んでしまえばその心配もなくなる。

ホイールが静かで取り回しも楽

リモワも軽くていいのだが、僕が所有しているモデルには難点がある。アスファルトの道を引いて歩いているとホイールのノイズがすごくうるさいのだ。あれだけはなんとかしてもらいたい。ZUCAのホイールはポリウレタン製で大きく、移動させていても本当に静か。カバン自体の幅が狭いので取り回しがしやすく、飛行機や新幹線に乗るときは後ろに置いて引っ張るのでなく、前に置いて押すようにしている。

1週間ほどドイツに行ったときはリモワを使ったが、5泊のトルコ出張にはZUCAで行った。ZUCAを使い始めてからリモワはほとんど出番がなくなってしまった。

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