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椅子にも作業台にも! 津田大介の究極スーツケース

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NIKKEI STYLE

3年ほど前から使い始めたスーツケース「ZUCA(ズーカ)」が大のお気に入りだ。初めはリモワと使い分けるつもりだったのだが、使えば使うほど「もうこれだけでいいじゃないか」と思うようになった。その理由は、よく考えられた機能性だ。

椅子になる、パソコンの作業台になる――1個でマルチに活躍

僕がスーツケースの使い勝手を意識するようになったのは2011年ごろ。出張の回数が多くなってきた時期だ。国内・海外含め飛行機に乗る機会も増えたため、最初はスーツケースの定番であるリモワを買った。昔はスーツケースというと重くてガラガラ引くというイメージがあったが、実際にリモワを使ってみると軽くて持ち運びもしやすい。「ああ、今のスーツケースは機能的で便利なんだな」という印象を持った。

そんなときネットを見ていたら、ZUCAというカバンに出合った。いろいろ検索してみるとコラムニストの勝谷誠彦さんがZUCAの愛用者で、有料メールマガジンでおすすめしていたらしい。勝谷さんはかなりのカバン道楽らしく、何十個も持っているけれども、たどり着いた究極の移動ギアはZUCAだという。神宮前にショップがあることを知り、実物をそこで試して選んだのがこのZUCA PRO Travelだ。

今では勝谷さんの言わんとすることがよくわかる。僕がまず引かれたのは椅子になる機能だ。アルミ製フレームの耐荷重が136kgあり、スーツケースにそのまま腰掛けられるのだ。かなり目立つので使う機会は限られるが、空港で長時間並んだり、駅で新幹線を待ったりするときに助かる。また、座面をパソコンのテーブル代わりにできるのがとても重宝している。フライトの待ち時間にも仕事をすることが多く、これまでは膝の上にパソコンを置いて背中を丸めて作業していた。それがZUCAを使い始めてからは、ずいぶん快適にパソコンに向かえるようになった。

ZUCAが誕生したのは2004年、アメリカのカリフォルニアでのこと。考案したのは主婦のローラ・ユードラさんという人で、重い教材をリュックで持ち運ぶ子どもたちの健康を案じ、技術者である夫との共同作業で作り出したのだという。コンセプトは「腰に負担をかけることなく荷物が運べる」「ひと休みしたいとき、作業やスポーツ観戦するときに座れる」「荷物の出し入れや整理が簡単にできる」というもの。そういう、背景にあるストーリーもいい。

荷物を小分けするパッキングポーチが機能的

ZUCAは荷物の収納の仕方が特徴的で、本体を横に倒して中のポーチを出し入れする。空港で中のものを取り出す場合もまったく場所を取らない。ポーチには取っ手が付いており、必要なものだけを簡単に取り出すことができる。狭い機内で中のものを取り出すときにも楽だし、例えば一番大きなポーチに機内で使うトラベルセットをまとめて入れておけば、それだけを出して足元などに置いておける。スーツケースを開けて出してという煩わしさがないのはすごく便利だ。PCの周辺機器やケーブルなどのカテゴリーごとに分けてもいいし、僕はパスポートを一つのポーチに入れっぱなしにしている。

ポーチそのものも機能的に作られている。中のポケットが透明で、開けなくても中身が分かるようになっているのだ。容量もけっこうあり、洋服などだと丸めてポーチに収められる。座れるというギミックに目が行きがちだが、実際に使ってみて、便利なのはこのパッキングポーチだということが次第にわかってきた。

容量は32リットルと必要十分で、機内持ち込みができるという点も気に入っている。スーツケースをカーゴに預けて引き取るのはとにかく面倒だし、時間のロスも大きい。また、海外では荷物のロストが起こりがちだが、機内に持ち込んでしまえばその心配もなくなる。

ホイールが静かで取り回しも楽

リモワも軽くていいのだが、僕が所有しているモデルには難点がある。アスファルトの道を引いて歩いているとホイールのノイズがすごくうるさいのだ。あれだけはなんとかしてもらいたい。ZUCAのホイールはポリウレタン製で大きく、移動させていても本当に静か。カバン自体の幅が狭いので取り回しがしやすく、飛行機や新幹線に乗るときは後ろに置いて引っ張るのでなく、前に置いて押すようにしている。

1週間ほどドイツに行ったときはリモワを使ったが、5泊のトルコ出張にはZUCAで行った。ZUCAを使い始めてからリモワはほとんど出番がなくなってしまった。

ただ一つだけ気を付けたいのが、フレームが硬いことと普通のスーツケースよりは重いことだ。飛行機のコンパートメントから下ろすときに、ほかのお客さんの上に落ちないようにと気を遣う。新幹線では網棚にふたがないので必ず足元に置くようにしている。

ZUCAにしのばせるトラベルグッズ

このZUCAに入れている最近のお気に入りトラベルグッズが「Trtl(タートル)トラベルネックピロー」だ。ブロガーで作家のはあちゅうさんが「面白そうなものを人からもらった」とツイートしていて、3000円台と安く、失敗してもいいかと購入してみたものだ。テンピュールのトランジットピローも持っているのだが、ZUCAに入れるとかさばって存在感がありすぎるし、狭いエコノミークラスでは寝ていて圧迫感がある。これはいい買い物だった。

よく考えられたアイデア商品で、かさばらないのがいい。人にプレゼントしても喜ばれると思う。このネックピローにテンピュールのスリープマスクを着けて、さらに前回(「津田大介、性能に『意外』 ノイキャンヘッドホン比較」)レビューしたノイズキャンセリングヘッドホンをすると完璧に自分の世界に入れる。かなり怪しいけれど(笑)。

津田大介
 ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。「ポリタス」編集長。1973年東京都生まれ。メディア、ジャーナリズム、IT・ネットサービス、コンテンツビジネス、著作権問題などを専門分野に執筆活動を行う。主な著書に『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)、『動員の革命』(中公新書ラクレ)、『情報の呼吸法』(朝日出版社)、『Twitter社会論』(洋泉社新書)、『未来型サバイバル音楽論』(中公新書ラクレ)ほか。2011年9月より週刊有料メールマガジン「メディアの現場」を配信中。

(編集協力 島田恵寿=コンテクスト、写真 佐藤久)

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