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家族で楽しむワインリゾート 八ケ岳にお目見え ライター 猪瀬聖

2017/5/23

ワイナリー「ドメーヌ ミエ・イケノ」のブドウ畑

 近隣のワイナリー巡りをしたり、昼下がりのカフェでワイングラスを傾けたり、夜はレストランでおいしい料理とワインのマリアージュを楽しんだり――ワインを楽しみながら気ままにゆったりとした時間を過ごす「ワインリゾート」が、日本にお目見えした。

■イタリア有名建築家の建てたホテル

 4月22日、星野リゾートが運営するリゾートホテル「星野リゾート リゾナーレ八ケ岳」が、リニューアル・オープンした。新たなコンセプトは「ワインリゾートのさらなる進化を目指して」。オープン初日に、さっそく訪ねた。

 JR中央本線小淵沢駅から車で5分。青々とした樹木の間から、低層の、瀟洒(しょうしゃ)な白い外壁が姿を現した。イタリアの有名な建築家マリオ・ベリーニが1992年に建てたこのデザインホテルは、もともと別の企業が所有していたが、2001年に星野リゾートが買い取り、ファミリー向けのリゾートホテルとして生まれ変わった。

 その後、山梨、長野両県のワイン産地に近い立地を生かし、料理の一皿ずつに違うワインを合わせるディナーメニューを提供したり、ワイン用ブドウで肌をトリートメントするスパをオープンしたりと、徐々にワインリゾートとしてのコンセプトを強化。2011年、正式にワインリゾートとしての看板を掲げた。

 ワインリゾートというと、一般には、米映画「サイドウェイ」のような大人の世界のイメージだが、リゾナーレ八ケ岳はファミリー客が多い。実際、オープン最初の週末には、赤ちゃんをベビーカーに乗せた夫婦や親子3世代で訪れる観光客の姿が目立った。長屋晃史・総支配人は、「もともと家族連れが多かったが、子供に無理に合わせるのではなく、親や大人の女性も存分に楽しんだりくつろいだりできるリゾートホテルを目指そうとしたら、ワインにたどりついた」と語る。

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