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「パラレルキャリア」なぜ注目? 転職成功の強い味方 エグゼクティブ専門の転職エージェント 森本千賀子

2017/5/19

 その点、パラレルキャリアとして第2、第3の居場所を持っている人は、そこで自分の価値を発揮し、認めてもらえることで気持ちを切り替え、再びポジティブな気持ちで本業に取り組めたりするものです。

■「副業」でなく「複業」として、自分の世界を広げる

 例えば、自分の業界や会社では皆が当たり前に知っていること、やっていることでも、異分野の人から見れば新鮮に映る場合もあります。「ためになることを教えてくれてありがとう」「勉強になりました」「すばらしいスキルをお持ちですね」などと評価されれば、自分の価値を認識でき、しかも人の役に立てる喜びも味わえるでしょう。

 また、会社の同僚や取引先の人とは異なる属性の人々(年齢層、業種、職種など)と交流を持つことで、新たな気付きや視点を得て、それを本業に生かせることもあります。

 終身雇用制が崩れ、さらには人の手で行ってきた仕事がAI(人工知能)やロボットに取って変わられる時代がきています。だからこそ、「副業」というより「複業」というとらえ方で、自分の世界を広げておくことは大切だと思います。

 本業と別の仕事を持つことは難しいとしても、例えば、興味があるテーマのワークショップや勉強会に参加する、芸術、文化、スポーツなどのサークル・クラブに所属する、NPO法人の活動をサポートする、ボランティア活動をする、地域コミュニティーの役員や地域イベントの実行委員を務めるなど、さまざまな道があります。自分の能力が生かせそうな場所、志向や価値観に合う場所を見つけて、飛び込んでみてはいかがでしょうか。

■社外活動で得たスキルや人脈が、転職でプラスに働く

 こうした社外活動の経験が、思いがけず転職に功を奏することもあります。例えば、志望する企業が求めるスキルや経験を、本業では身に付けていなくても、社外活動を通じて得ている場合があります。

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