トランプ氏のコマツ批判にも平然、麻布育ちの大橋社長大橋徹二・コマツ社長が語る(下)

昨年の米大統領選挙中、トランプ現大統領が、米キャタピラーのライバルであるコマツを名指しして、日本の為替政策を批判。これに対し、大橋氏は昨年末、「コマツの名を挙げていただいて、大変感謝している」とメディアに発言し、話題になった。

発言に関しては、当社は、米国に工場があり米国人の雇用にも貢献しているし、日本からの輸入額を上回る額の輸出を米国からしています。ですから、何を言われても平気でした。私としてはごく普通に受け答えしたつもりですが、それも麻布らしいと言われれば、そうかもしれません。

自由奔放に育った麻布の卒業生には個性的な人が多く、それが各界で活躍する卒業生の多さにつながっているのだと思います。東大時代の友達を通じての印象で言うと、灘やラ・サールも、麻布と校風が似ていると感じます。実際、麻布と灘は、親が転勤したときに相互に転校生を受け入れています。また、私はラ・サール出身の友達が多いせいで、現在、勝手連で、ラ・サールOB会の溜池(コマツの本社がある場所)支部長ということになっています。

麻布時代の友達との付き合いは今でも続いています。大学時代の友達もいますが、やはり6年間、濃密な時間を一緒に過ごしたので、今も付き合いが深いですね。だいたい海外にいる誰かが用事で東京に来たときに、10人ぐらいに声を掛けて居酒屋っぽい店でワイワイやるというパターンが多いです。

麻布出身の社長で作る社長会にも末席に加えさせていただいて、飲み会に参加しています。会には三菱商事会長の小林健さんやJFEホールディングス前社長の馬田一さんらも顔を出します。毎回、麻布時代の思い出話に花が咲きます。仕事の話はしません。だって仕事の話をしたら面倒臭いし、面白くないじゃないですか(笑)。

(ライター 猪瀬聖)

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