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ポイント賢者への道

クレカしのぐ「LINE Pay」 還元率は2%という高さ ポイント賢者への道(9)

2017/5/3

 前回、多種ある決済カードの中でも主役はクレジットカードだと話しました。利用できる店舗が幅広いためです。デビットカードなど他の決済カードに比べると一般にポイント還元率が高いのも理由です。

「LINE Pay カード」はプリペイド式のカードで、券面にはJCBのマークが付いている

 しかし、中には例外もあります。日々の買い物に使う際のお得感という点で、数あるクレジットカードをしのぐ決済カードが登場しています。「LINE Pay カード」です。

 対話アプリを運営するLINEが昨春、利用者向けに発行を始めたプリペイド式のカードです。券面にはJCBのマークが付いています。チャージ(入金)したうえで、JCBの幅広い加盟店で決済に利用することができます。

 このカードの売りは、ポイント還元率の高さにあります。支払額100円ごとに2ポイント(1ポイント=1円相当)たまるので還元率は2%です。クレジットカードで一般的な0.5%を大きく上回ります。年会費がかからないのも利点です。

 たまるポイントはLINEポイントといい、関連サービス「スタンプ」を買うアイテムに交換できますが、使い道はそれに限りません。スマートフォン(スマホ)上で操作すれば、チャージ残高として充当でき、JCB加盟店で決済に使えるようになります。

 さらに、全国にあるセブンイレブンやイトーヨーカドーの店舗で使える「nanacoポイント」や、ローソンなどで使える「Pontaポイント」に交換することも可能です。還元率は1.8%とやや低くなりますが、日々の買い物に重宝します。

 チャージ方法は、指定口座からの振り替えを設定しておくか、コンビニエンスストアの店頭で手続きします。多少の手間は必要ですが、すぐに慣れるくらいのもの。還元率の高さに魅力を感じます。

菊地崇仁
 北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、NTTに入社。社内システムやLモードの料金システムの開発などに携わり、2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。06年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。一般からプラチナまで、57枚のクレジットカードを所有。

[NIKKEIプラス1 2017年4月29日付]

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