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歯間ケアも電動で 使って実感、最新2機種の爽快感

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NIKKEI STYLE

虫歯を治療するのでなく予防する「予防歯科」への関心が高まっている。量販店での電動歯ブラシの平均価格も年々向上しているという。だが口腔(こうくう)ケアは歯ブラシだけでは完結しない。歯間ブラシやデンタルフロスなど歯ブラシ以外のアプローチも必要になる。そこで今回は口腔ケアの認知度を広めたフィリップス「ソニッケアー エアーフロス」と5月に26年ぶりのリニューアルを行ったパナソニック「ジェットウォッシャー ドルツ」を実際に使用し、その違いを確認した。

高まる予防歯科への関心。電動歯ブラシは高額モデルが人気

「定期的に歯科で検診を行って虫歯や歯周病を予防する」という、予防歯科の意識が年々高まっている。

日本歯科医師会が2016年に実施した調査で、歯科受診のきっかけをたずねたところ、「定期的に通う(チェック)時期だから」という回答が31.9%で、「痛み、はれ、出血があったから」(32.3%)と僅差の2位。2011年の調査時の20.6%から10ポイント以上増えている(2016年「歯科医療一般生活者意識」より)

家電量販店における電動歯ブラシの平均価格も、年々上昇している。電動歯ブラシを利用する人は、「効果的に使える高級タイプ」を求める傾向にあることがうかがえる。

しかし、電動歯ブラシは万能ではない。手で磨く歯ブラシより短時間で効果的に歯垢(しこう)を取り除けるメリットはあるが、歯間まではケアすることは難しい。しっかりと歯磨きをするには、電動歯ブラシの他に歯間歯ブラシやデンタルフロスなどを併用したケアが欠かせない。欧米ではデンタルフロスを使ったフロッシングが一般的だといわれるが、日本では認知度はまだ低い。デンタルフロスなどの歯間ケアが浸透しないのは、難しく、時間がかかってわずらわしいと感じる人が多かったからだろう。電動歯ブラシの普及は進んでいるものの、そういった口腔ケアは敬遠されがちだった。

そんな中、フィリップスが2012年に発表したのが、電動フロス「ソニッケアー エアーフロス」だった。ノズルを歯間にあて「起動ボタン」を押すだけで、水と空気が噴射される。加圧した空気の力で、時速70kmで噴射するミクロの水滴が歯の隙間を通り、歯ブラシだけではとれない歯垢も除去できる。

発売当時、CMを多く投下したことで、歯ブラシだけではない"口腔ケア"の認知度が急上昇した。タレントの筧利夫さんがソニッケアーを歯に当ててシュッ、シュッ、とケアするCMで歯間ケアというジャンルが認知され、さまざまなメディアで紹介された。多機能で高価格帯の電動歯ブラシの人気は持続しながら、口腔ケアに対する関心も同時に高まった。

そして2017年5月、パナソニックが口腔内を洗い流す「ジェットウォッシャー ドルツ」の新モデルを発売した。およそ26年ぶりのリニューアルだという。実は、高まる口腔ケアの意識向上に伴い、旧モデルの2015年度出荷台数は、3年前と比較して約1.8倍に伸長していた。今後の需要の拡大を見込んで大幅にモデルチェンジを行い、機能もパワーアップさせたというわけだ。

この2製品は、口腔ケアのジャンルで、注目されている製品だ。一口に「口腔ケア」といっても、それぞれ個性があり、使い勝手や効果が全く違う。そこで、2製品を実際に使ってみた。

手軽に使える「ソニッケアー エアーフロス」

フィリップスの「ソニッケアー エアーフロス」(HX8234/08)は、歯間ケア用の電動デンタルフロスだ。

使い方は簡単。本体を充電し、水タンクに約10ミリリットルの水、またはマウスウォッシュ液を入れておき、歯の隙間に当てて「起動ボタン」を押す。加圧した空気の力で、時速70kmで噴射するミクロの水滴が歯の隙間を通り、歯ブラシだけではとれない歯垢も除去できる。

先が曲がったスリムな形状のノズルを採用し、奥歯の隙間まで届きやすく、誰にでも使いやすい。プシュッと強い風と水が歯と歯の間をすり抜けていき、舌に当たる感覚がわかる。使用頻度は1日1回、歯磨き後に使用することが推奨されている。口腔内の洗浄にかかる時間は30秒ほど。毎日習慣化して使えるように、短時間で済むように設計されている。

充電して使用するコードレスタイプなので、取り回しがラクだ。電動歯ブラシと同じような感覚で使うことができる。ティースプーン2杯分の水で終わるので、口の中も水であふれることはない。なんといっても歯間ケアが手軽にできる点がポイントだろう。

水の代わりにマウスウォッシュを入れることもできるので、出かける前にケアしておくと息の爽やかさが続く。昼休みにオフィスで歯を磨くときも、マウスウォッシュを入れておけば口臭予防だけでなく、気分転換にもなるだろう。

強力な水流でしっかり洗い流す「ジェットウォッシャー ドルツ」

パナソニックから5月1日に発売された「ジェットウォッシャー ドルツ」(EW-DJ71)は、たっぷりの水で洗い流すタイプだ。水流の中で作られた気泡が弾ける際に発生する衝撃波により、歯の汚れをしっかり落とすという独自技術の超音波水流が特徴だ。

エアーフロスは主に歯間洗浄となるが、こちらは歯の表からも裏からも水流を当ててケアができる。歯ぐきの状態に合わせて、10段階で好みの水量に調節できるため、歯ぐきに負担をかけない適切な水圧を維持しながら、口のすみずみまでケアできる。歯並びの悪いところ、奥歯と奥歯の間、歯と歯ぐきの間にある歯周ポケット、矯正器具やブリッジなどのみがきにくいところの汚れも洗い流せるのが魅力だ。

水の量は最大で600ミリリットルとたっぷり使える。常に水がリズミカルにノズルの先から流れてくるので、口は開けておいたままにし、水が常に口から流れるような状態で使用する。

最初は慣れが必要で、ノズルを目的の場所に当てるのが難しかったが、何度かケアするうちにうまく当てられるようになる。

ハンドルはマグネット式になっており、本体に近付けるとピタッとくっつくため、どこかに差し込んだりする必要がなく、簡単に扱うことができる。

ただ、エアーフロスと比較すると、コードがあったり、水を注いだり、「時間がかかってもしっかりケアしたい人向き」な製品だと感じた。冷水ではしみやすいというのであれば、ぬるま湯を入れてケアもできる。エアーフロスは水が少量のため、しみるということはないのだが、ジェットウォッシャー ドルツは口内を洗い流すため、そういった一手間が必要な場合があった。とはいえ、大量の水を使って口の中を隅々まで洗い流せるので、終わると爽快だ。

短時間でケアか、時間をかけてしっかりケアか、ライフスタイルに合わせて選びたい

2つのモデルを使い比べていると、それぞれの個性が明確に見えてきた。

エアーフロスは短時間で簡単にケアできることが魅力だ。加圧した空気の力で、歯間の汚れがとれる。

エアーフロスを使うまでは、歯間ケア製品を使ったことがなく、おそるおそる使ったのを覚えている。驚いたのは、「パンッ」という大きい音だ。強い空気が歯の隙間を通り抜けて舌に当たる。ただ、音は大きいものの、痛みは全く感じないのでホッとした。短時間でできるので、手軽さが気に入り、ずっと愛用している。また、マウスウォッシュを入れてケアができるので、口の中がスッキリして気持ちがよい。明らかに違ったのは、マスクを使ったときの口臭だ。出かける前にエアーフロスでケアしておけば、不快なマスク臭を感じることがなくなった。

一方、ジェットウォッシャー ドルツは、少々時間がかかるものの、歯間だけでなく歯ぐきの歯周ポケットまでケアできる。

初めて試したとき、特に奥歯がうまく当てられずに苦労したが、数回で使いこなせるようになった。ジェットウォッシャー ドルツを使って水を吐き出すと、前日の夜に食べた覚えのある食材が取れることが多々あり、ゾッとする。歯の表側と裏側からしっかり超音波水流を当てられるので、歯間の汚れが残さず取れる実感がある。特に歯のつまりやすいものを食べたときは、歯磨きだけでは信用できなくなり、必ずジェットウォッシャー ドルツで時間をかけて丁寧にケアするようになった。

忙しくて口腔ケアになかなか時間がとれない人はエアーフロス、しっかり口内のケアをしておきたいのであればジェットウォッシャー ドルツがおすすめだ。口腔ケアは続けていかなければ効果は期待できないので、自分に合ったものを選びたい。

(文 石井和美)

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