3つのSSDで超高速 80万円ゲームPC、桁外れの実力
超高性能なゲーミングパソコン(図1)。試しに「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク」を4K解像度、最高画質設定で動かしたところ、スコアは約1万3000だった。7000以上が非常に快適な環境とされているので、かなり余裕があるといえる。
CPU(コアi7-7820HK)やグラフィックス(GeForceGTX 1080×2、SLI)だけでなく、ストレージもすごい。512ギガの高速SSDを3つも搭載し、RAID0を構築。読み書き速度が毎秒3ギガを超える。HDDだと毎秒200メガ以下、SSDでも600メガ程度なので、いかに速いかがわかるだろう(図2)。メモリーは64ギガも搭載。ゲームだけでなく、およそ思い付くパソコンでの作業は、すべて高速に処理してくれるはずだ。
ゲーミングパソコンらしく、遊び心も満載。キーボードのすべてのキーにLEDが組み込まれており、色や光り方を自由に選べる(図3)。また、大型の水冷ユニットが付属しており、CPUやグラフィックスを冷却できる。CPUを既定以上の速度で動かすオーバークロックにも対応する(図4)。
画面は18.4型と巨大。4Kの解像度で高精細に表示でき画面は美しい(図5)。サイズは幅458×奥行き338×厚さ45.4mmで重さは5.7kg。水冷ユニットと本体を合わせた重さは10kgを超える。そのため持ち運び用に専用のバックパックとスーツケースが付属する(図6)。性能の高さや付属品を吟味すれば納得できるものの、価格も約80万円と桁外れだ。
(ライター 田代祥吾)
[日経PC21 2017年6月号の記事を再構成]
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