マネー研究所

家計改善あの手この手

中古マンション価格、ネットで簡単査定 AIが解析 実際の成約価格よりは上振れ傾向

2017/4/24

ネット査定の後、売却に向け対面アドバイスする会社も(リブセンス「イエシル」)

 中古マンション市場が活況だ。すぐ手放す気はない所有者でも自分の物件価格が今どれくらいなのかは気になるところ。最近はインターネットで手軽に参考価格を算出するサービスが次々登場している。使い方のコツを探った。

 「予想より高くてホッとした」。東京都世田谷区で約5年前にマンションの一室(2LDK)を購入した会社員Aさん(42)は話す。今は売却予定はないが、試しに最新価格を調べたところ、新築分譲時より少しだが、値上がりしていた。

 新築マンションの価格が高止まりするなか、中古マンションに関心を持つ人が増えている。東日本不動産流通機構によると、2016年の首都圏の中古マンション成約件数は前年比6.9%増の3万7189件と過去最高を更新した。この活況の中で、中古マンション価格を手軽に査定するネットサービスも増えてきた。

■簡単な情報入力

 Aさんが利用したのはインターネットの不動産情報サイト「ライフル ホームズ」内にある「プライスマップ」。調べたいマンションを探し、階数などを入力すると、参考価格を示してくれる。現在は首都圏、京阪神、中部、福岡の4エリアに対応し、「利用者に手数料はかからない」(運営会社のライフル=旧ネクスト)のが特徴だ。

 このほか、リブセンスが「イエシル」、ヤフーとソニー不動産(東京・中央)が「おうちダイレクト」という名称で、首都圏の中古マンション価格算定などのサービスを始めている。両社の場合、簡単な会員登録が原則必要だが、あとはマンション名などを入力すれば価格が見られる。いずれも査定は無料だ。

 各社とも簡単な情報入力だけで価格が算出できるのは、収集した不動産データを人工知能(AI)の一種「機械学習」技術で解析するからだ。データに基づき価格は随時更新される。すぐ売却する気はない人でも例えば、住宅ローン残高と現在のマンション価格を照らし合わせれば、自分の資産と負債の状況が簡単に把握できる。

マネー研究所新着記事

ALL CHANNEL