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投資先の未来は決算で考える 売上高の伸びや配当確認

2017/4/23

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 個別株に投資する際に、まず確認しておきたいのがその企業の決算だ。決算に出てくる数字は企業の経営状況を示すいわば通信簿。4月下旬からは主要企業の決算発表が本格化する。数字が多く難しいと思われがちだが、ポイントを押さえておけば、失敗のリスクを減らすことができる。

■本業のもうけは

 決算発表で開示される資料で代表的なものが決算短信。過去1年といった期間での売上高や利益、財務の状況などの情報が詰まっている。ただ、投資初心者には分かりやすいとは言いがたい。その点で便利なのが各企業のIRサイトや株価情報サイトだ。

 大切な数値がまとめて記されているほか、過去数年のデータが一目で分かることも多い。大和証券の石黒英之シニアストラテジストは「決算の数字は直近だけでなく、過去の推移や水準も重要」と指摘する。日経電子版では上場企業の株価を検索すると、過去の決算データが見られる。

 では、決算の情報で何をみれば良いのだろう。岡三証券の小川佳紀シニアストラテジストは「まずは売上高が伸びているかを確認すべきだ」と話す。売上高は製品やサービスなどを販売した金額で、企業の事業規模を表す。売上高が伸びていれば、本業が順調である可能性が高い。

 次に重要なのは本業のもうけを示す営業利益だ。本業が安定してもうかっている企業の株価は上がりやすく、経営不安に陥る可能性は小さい。毎年増益とはいかなくても、過去数年間に赤字がない、大きく増減していない企業なら、本業が安定しているとみることができる。

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