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スタンフォード大学経営大学院のキャンパス (C)Elena Zhukova

スタンフォード大学経営大学院のキャンパス (C)Elena Zhukova

世界でもトップクラスの教授陣を誇るビジネススクールの米スタンフォード大学経営大学院。この連載では、その教授たちが今何を考え、どんな教育を実践しているのか、インタビューシリーズでお届けする。今回はTEDトークで自殺未遂体験を語ったJ・D・シュラム氏の4回目だ。

自殺未遂後、ニューヨーク大学経営大学院の教員として第二の人生をスタートさせたJ・D・シュラム氏。その後、順調にキャリアを積み、2007年にはスタンフォード大学経営大学院へと転職。20以上のコミュニケーション科目の創設に関わり、人気教員となった。シュラム氏が教える「戦略的コミュニケーション」とは?(聞き手は作家・コンサルタントの佐藤智恵氏)

スタンフォード大学経営大学院 J・D・シュラム氏 Courtesy of Stanford GSB

スタンフォード大学経営大学院 J・D・シュラム氏 Courtesy of Stanford GSB

コミュニケーション部門の責任者として活躍

佐藤:シュラム先生は、2007年からスタンフォードのコミュニケーション部門で、中心的な存在として活躍されています。そもそもスタンフォードに転職したきっかけは何だったのすか。

シュラム:2007年の夏、スタンフォード大学経営大学院はMBAプログラムのカリキュラムを刷新しましたが、そのうちの目玉の一つが、コミュニケーションの科目の創設だったのです。そこで幸運にも、当時ニューヨーク大学経営大学院でコミュニケーションを教えていた私に「新しいコースを立ち上げて教えてみませんか」と声がかかりました。

佐藤:コミュニケーションの科目を創設するとき、どのようなことを重視しましたか。

シュラム:理論と実践のバランスを適切にとることを最も重視しました。実践的なスキルばかり教えることになったら、スタンフォードの教授陣は学術的な意義を見出せないでしょうし、逆に理論ばかり教えても、学生からは不評でしょう。

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