置き忘れも天気も知らせる傘 先端モバイルギア7選
従来のスマホ強化ギアの枠に収まらない、オンリーワンのアイデア商品が続々と登場している。
例えば「BONX Grip」(BONX)は、一見普通のヘッドセットだが、実は次世代型の"トランシーバー"。離れた所にいる仲間同士が常時つながり、スマホを触らずに手ぶらで会話できる。防水仕様で、雪山や水辺などアウトドアでの使用に向く。
電子機器と遠いはずの日用品にもスマホ連係機能の搭載が波及。「JONAS」(Fantastic)はセンサーを搭載した傘だ。スマホとの距離が離れると通知され、置き忘れの心配がない他、LEDの色で天気も教える。
普通の時計をスマートウォッチ化するアイテムが「wena wrist」(ソニー)。文字盤ではなくバンド部分に通知や活動量計などスマートウォッチの機能が組み込まれているので、対応するバンド幅なら普段使っている時計にも装着可能。外見では全くそれとわからないまま、手ぶらでの電子マネー決済機能まで使える。
ベルトに活動量やウエストサイズの記録機能が付いた「WELT」(ソフトバンク)も、一般的なベルトと外見は全く同じ。日常生活にさりげなくデジタルの便利さを取り入れられる。
スマホで進化したトランシーバー、雪山でも手ぶらで会話できる
実勢価格1万5800円(1個・税込み)
アウトドアでトランシーバーとして使えるヘッドセット。マイクは人の声のみを自動で拾い、手ぶらのまま声を出せば、つながった全員に届く。接続が切れたことも仲間に通知。音声データはインターネット経由で送るので、相手は遠隔地でもいい。ノイズキャンセリング機能で風切り音もカットし、スノーボード滑走中などもクリアな音質で話せる。
走った距離から傾き、気圧まで、自転車の走行ログを記録
実勢価格2万4800円(税別)
自転車をスマホとつなぐギア。GPSや加速度、角速度、気圧など各種センサーを搭載する。チューブに装着すれば走行ログをスマホから閲覧できる。誰かが転倒したときには、設定したグループに通知が届くなど、ツーリング時のコミュニケーションにも便利。連続駆動時間は約15時間と長い。
スマホの動画で手ぶれをカット、被写体の自動追尾機能も
実勢価格3万8772円(税込み)
スマホを装着し、カメラの手ぶれを抑えて滑らかな動画を撮影できるスタビライザー。3軸センサーが揺れを高精度に吸収する。動画撮影の知識がなくても、映画のようなスムーズな映像が撮れた。専用アプリと組み合わせて、セットした被写体を自動で追尾する機能もあり、歩きながら撮影しても被写体をきっちりとフォーカス可能。
置き忘れとはもうサヨナラ、天気も教えてくれる雨傘
実勢価格1万778円(税込み)
スマホから傘が離れたときにディスプレイ上に通知を表示。うっかり傘を置き忘れるミスが防げる。逆に傘を振るとスマホのアラームが鳴るので、スマホを紛失しがちな人にも便利だった。柄の部分にLEDを装備し、天気を色で表示するので、傘を持っていくかどうかも瞬時に判断できる。
「バンドが本体」のスマートウォッチ、手首で電子マネー支払いにも対応
実勢価格4万6220円(税込み)~※複数モデルあり
時計のバンド部分にバッテリーやセンサーを内蔵し、文字盤部分とは独立して動作するスマートウォッチ。通知や活動量の記録だけでなく、バンド部分にFeliCaを搭載し、楽天EdyやiDといった電子マネーに対応。手首をかざすだけで支払える。
普通の時計がスマートに、安価なデバイスで変身!
実勢価格2980円(税込み)
普通の時計のベルトに指先サイズの本体を取り付けるだけで、スマホの通話やLINEなどの着信をバイブで通知してくれるスマートウォッチに変身。スマホの置き忘れもバイブで教えてくれる。価格は安い。約2時間で充電でき、約2週間の連続利用が可能なので、こまめに充電する必要がないのも便利だ。対応端末はiOS10.1.1以降。
ベルトを巻いて毎日の健康管理、ウエストのサイズも自動測定
実勢価格2万2800円(税込み)
一見、ごく普通のベルトだが、バックルの部分に加速度センサーなどを搭載。歩数やカロリー消費など毎日の活動量を専用アプリからチェックできる。ウエストサイズの測定センサーがありダイエットの履歴管理にも向く。
(日経トレンディ編集部)
[日経トレンディ2017年4月号の記事を再構成]
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
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