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もう戻れない 「超大画面スマホ」こそ最強だ

戸田覚のPC進化論

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日経トレンディネット

仕事柄、いろいろなデジタルツールを買っている。普通の感覚なら「悩んだ揚げ句にやめておくか」という場面でさえ、とりあえず買ってみるケースも多い。もちろん、製品のレビューをするのが仕事の一部だからだが、個人的にも使い込んでみないと分からないという意識も強い。ということで、実はずっと買うかどうか悩んでいた超大画面スマートフォン(スマホ)を手に入れたので、その経緯とともに大画面スマホの魅力を紹介しよう。

◇     ◇     ◇

おかげさまで、僕は発売前後のデジタル製品を試用する機会が多い。今回手に入れた6.8型スマホ「ZenFone 3 Ultra」も2016年12月に試用した製品だ。その後、購入するか否かを延々と悩み、発注したのは17年の2月18日。在庫がなくて買えなかった期間も含まれるとはいえ、発売から2カ月近くも経過していた。

購入時の価格は6万4580円で、その時点では最安値に近かった。量販店のポイントがそこそこたまっていたことも購入を決めた理由だ。

巨大画面のスマホが欲しかった理由とは?

超大画面スマホは、6.4型の「Xperia Z Ultra」が登場したころから気になっていた。何となく入手できずにいるうちに時が過ぎ、新モデルとしてZenFone 3 Ultraが登場したわけだ。

もちろん、この端末の価値は画面の大きさにある。僕は5.5型液晶の「iPhone 7 Plus」を愛用しているのだが、ウェブサイトの文字などを読む際には、文字が小さすぎて見づらいと感じていた。また、5.2型の「HUAWEI P9」などは、表示できる情報量が少なすぎてウェブページを閲覧する気になれない。

では逆に、8型クラスのタブレットではどうだろう。最近、動画の視聴用に8.4型の「MediaPad M3」を購入したのだが、約310gという重量は、手に持って使うには重すぎる。文字が大きく表示されるので読みやすいのはありがたいが、情報量はZenFone 3 Ultraとさほど変わらない。

文字の表示サイズを小さくすれば、もっと多くの文字情報を1画面に収めることもできるが、スマートフォンの表示に慣れてしまった最近では、8.4型の画面では1行が長すぎて読みづらいと感じてしまう。

ウェブサイトの文章を電車の中で読むなら、僕にとってはZenFone 3 Ultraが最適なのだ。これが、タブレットではなく大画面のスマホが欲しかった最大の理由だ。

パソコンのサブモニターに使える

パソコンのサブモニターとしてもZenFone 3 Ultraは活躍する。最近は、オンライン上のファイルを共有して仕事をすることが非常に増えている。仕事の情報を管理するリストや書類などをオンラインサービスで共有しておき、相手と僕のそれぞれがそのファイルを開いてチェックしながらメールや電話で打ち合わせをする。

また、僕は普段からモバイルノートも持ち歩いているのだが、画面の狭さに閉口している。メールのやりとりやウェブサイトの閲覧程度なら十分なのだが、メールに添付されてきたPDFやExcelのシートを確認しながら返信を書く際には窮屈なのだ。

そんなときにZenFone 3 Ultraを、サブモニター代わりに使っている。ZenFone 3 Ultraで添付のファイルを開き、モバイルノートで返信メールを書けばいいのだ。サブモニターとして使うなら、10型クラスのタブレットのほうが好ましいのだが荷物になる。小型、軽量のサブモニターとしても、ZenFone 3 Ultraが最適なサイズなのだ。

ちなみに、そんな使い方をしたいときに悩ましいのがケース選び。ZenFone 3 Ultraはケースの選択肢が少ないのだ。スタンドを兼用できるケースで質感のいいものが見当たらず、アマゾンで1099円で売られていたケースで妥協した。

カーナビ代わりにもおすすめできる

カーナビもZenFone 3 Ultraに置き換えた。これは、いろいろな媒体に同じことを書いているのだが、僕はもう車載ナビの価値がまったく分からなくなっている。地図データはすぐに古くなり、目的地を探せないこともよくあるからだ。

スマホのナビアプリなら、常に最新の地図データを利用できるし、メールで送られてきた住所をコピー&ペーストして目的地に設定することもできる。今は「Yahoo!カーナビ」を気に入って使っているが、もっといいものが出てきたらアプリを乗り換えるのも簡単だ。

ZenFone 3 Ultraは、カーナビとしても頃合いのサイズだと思って手に入れたのだが、これはまさに期待通りだった。8型クラスのタブレットはサイズが大きすぎて、車に取り付けると各種スイッチなどが隠れてしまうことも考えられる。ZenFone 3 Ultraなら、スマホ用のアダプターで装着できるうえに、車載のナビよりも見やすい。5.5型のiPhone 7 Plusではちょっと画面が小さく感じるのだが、ZenFone 3 Ultraならサイズも車載ナビに近い。

車載ナビのデータの書き換えには2万~3万円ほど掛かるわけで、しかも、1~2年ごとに書き換える必要があることを考えれば、6万円台半ばでZenFone 3 Ultraを買ったほうがはるかに安上がりになる。

通話ができるギリギリのサイズ

ここで紹介したような使い方なら、小型タブレットでもこと足りるかもしれないが、せっかくSIMを入れるなら、できれば通話もしたいと考えている。仕事で使うメインのスマホは信頼性を考えて番号通知で使っているが、2台目に通話ができるスマホがあれば、電話番号非通知でかけるときなど何かと重宝するからだ。タブレットには通話ができるモデルは少ないし、サイズ的にも通話には向いていない。この点、ZenFone 3 Ultraなら問題なく通話もできる。

誤算だったのは、レビューを書いたときに感じた以上に質感が好みではなかったことだ。金属ボディーは悪くないが、もう見飽きた。高級スマホのようにガラスの縁にアールをつけてほしかったのだが、ストレートなガラスが採用されているうえ、位置によってややゆがんでいる。最新のスマホとしては、心躍るボディーとは思えないのだ。

とはいえ、デザインや質感以外はほぼ満足している。大画面スマホには、間違いなくスマホやタブレットにはない魅力がある。特にこれからは、実売価格も下がってくるだろう。興味を持たれたら、価格動向をチェックしておくといい。なお、6型以下のモデルでは、今回のような使い方には物足りなさを感じるかもしれない。やはり7型前後の大画面モデルがおすすめだ。

戸田覚
 1963年生まれのビジネス書作家。著書は120冊以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。近著に、『一流のプロから学ぶ ビジネスに効くExcelテクニック』(朝日新聞出版)がある

[日経トレンディネット 2017年3月28日付の記事を再構成]

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