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トルコの名物料理・サバサンド 和風の焼き魚をパンで

青魚(2)

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NIKKEI STYLE

岩手大学農学部の星野次汪(つぐひろ)教授(当時)から味噌とうどんを送っていただいた。味噌は水、塩、種麹以外は岩手県滝沢村にある研究農場で採れた材料でつくったものだそうである。「これぞ本物」との自信があるものの、「プロの評価は『美味しいが色が濃い、食べた時の食感が少々ざらつく』ということでした」というコメントが添えられていた。

今朝、その味噌で味噌汁をこしらえて食べてみた。私の感想はプロと反対であった。味に角がなく、実に優しい味わいである。大豆の細かな粒をかめば、ほっこりと豆の風味がした。

うどんは星野さんが開発した「ネバリゴシ」という品種の小麦を使っている。私は日本のうどんシーンが強腰さぬきうどん一色になるのを恐れ、ひそかにかつ軟弱に「弱腰うどん」(「柔腰」と言うように求められている。でも弱腰って悪い意味じゃないんだけどなあ)を応援しているものであるが、ここに強腰でも弱腰でもない粘り腰が登場したことを歓迎したい。うどんだって何だって、いろいろあった方が楽しいのである。

星野さんの手紙には「これまでの国産の小麦品種と違って粘りが強く(低アミロース)、うどんやすいとんにしたら本当においしいものです。いまのうどん、特に冷凍うどんは輸入澱粉を加えてあのようなモチモチした食感を出しているのですが、このような低アミロース品種で作れば、澱粉を添加せずモチモチした食感を出すことができます」と書かれていた。でも大手製粉会社からは「従来の品種と違っているので、扱いにくい」ということで認知されていないのだそうである。

今度の休みに賞味してみたいと思っている。

私は地域農業や農政について発言するつもりはないけれど、自分たちが普段口にしている食べ物が見直されるのはいいことだと思う。岩大産の味噌や小麦のような、いまは商業ベースには乗っていない食べ物にも人々の目が向くかもしれない。

現在のテーマは青魚。代表はサバ、アジ、イワシ、サンマであるけれど、当サイトのゆるゆるな運営の歴史を見ればわかるように、別にいいのよ似たようなものであれば。

ではまずサバから。

ご意見 友人に、とにかくサバ缶を愛して止まないヤツがおりました。そいつ、○ゴロモさんのサバ水をぱっかんと開缶し、その真ん中にちょろりとしょうゆを垂らした物をながめ回すように愛でながら食います。半分ほどになったら汁ごと飯の上にぶちまかして食べるのが至福だそう。
 味噌煮は邪道。ハゴ○モさんのじゃなきゃダメらしい。それも、210グラム入りを100円で買うのがポイントだとか。なぜか190グラム入りは邪道。ちなみに山形人。…うーん…東北人はサバ水が好き??(ちろこ@札幌&和歌山さん)

サバ缶なら八戸でしょ? いや小浜も凄い。古ーい缶詰工場があってサバ缶はいまでも贈答品の仲間に入っているそうである。小浜に行ったとき、ピリ辛味のサバ缶を買ってきたが、あれどうしたっけ? 食べた記憶はない。1日4食の末娘の胃袋におさまってしまったのだろうか。

以前、いただいたメールの中に「新潟県は魚の缶詰消費日本一」というのがあった。そこんとこはどうなっているのだろう。朝からサバ缶食べまくり?

にしても、どうして210グラム入りを100円でなければいけないのか。わからないが、楽しい。

いけずな京女43歳さんから、主に海外在住同人へのご質問。 

ご質問 さる筋から「トルコのイスタンブールには"サバサンド"なる食べ物がある」という噂を耳にしました。ネットで検索してみたらいろいろ出てきたのですが、それはまごうことなき焼きサバのサンドイッチ。
 しかし、今いち実態がよくわかりません。使うパンやはさむ具にルールはあるのか? どんな味なのか?
 ご存知の同人がおられましたら、ぜひ教えてください。日本でも作れるのなら作ってみたいです。

サバサンド、サバパンの両方でヒットする。イスタンブールでこれを商っている人が日本人観光客に売るときだけ日本語の名称で売っているのだろうか。私は現地の人々も「サバサンド」とか「サバパン」と呼んでいるのなら、日本人が作り方を教え、「SABA SANDO」もしくは「SABA PAN」と命名した可能性もゼロではないのではないかと夢想している。

デスク乱入 確かにばんばんヒットしますね。

でも伝統的な食べ物なら本当は現地の別の呼び方があるんでしょうね。イスタンブール関連同人はおられませんか?

あっ、こんなメールもいただいていた。

ご意見サバといえばトルコのサバパン。イスタンブールのエミノニュというフェリー乗り場で食べられる。揚げサバのサンドイッチですが、船の上で大きな中華鍋に張った油が波に揺られてこぼれそうになるのが怖かったです。船の上の人がサバパンを手渡してくれるんだけど、波が高いとなかなか受け取れないんですよ。仕事帰りとおぼしきサラリーマンやOLさんたちも、皆さんでこのサバパンをほおばっている姿がほほ笑ましかったです(ちどりのおっとさん)

私は小浜で数量限定のさばサンドを食べた。地元産ネギで香りをつけた油で揚げたサバがはさまっていた。美味かったなあ。

でも飛行機が嫌いだからトルコに行く予定はない。

ほう、これも美味そう。

ご意見 滋賀の長浜で焼きサバそうめんを食べたことを思い出しました。焼いたサバを甘辛目に煮て、その煮汁でそうめんを煮込んであるものでした。
 茶色く染まったそうめんの上に煮た焼きサバがどんっとのっかってました。単品でもありましたが、定食(セット?)になってるのもあって、味付きそうめんをおかずに白ご飯を食べると言う、いかにも関西なダブル炭水化物状態でした。
 味の方はサバの生臭みはまったくなくて、煮たそうめんのほのかに柔らかな感じとサバがよくあってとてもおいしかったですよ(にゃんちゃん)

焼いたサバをさらに煮れば、さぞ香ばしいことであろう。長崎県の島原そうめんにも魚の煮汁をからめる食べ方がある。長い歴史があるのだという。長浜は新作料理か伝統的郷土料理か。

ご意見 「さばカレー」。普通のサバ缶サイズの缶詰めタイプです。ご当地グルメを、かなり前から各種入れてる酒屋さんがたまたますぐそこにあり鳥取の「とうふちくわ」を知ったのもこの店でした。レアなブツでは長崎の「ラッキーチェリー豆」なんかもありますぜ? 食べ始めると止まらなくなるンですよね…で「さばカレー」。以前はあったので買って写真を撮って送りたかったのですが…大人の事情でしょうか? 今はありませんでした。
 家庭料理としては、高知出身の漫画家・西原理恵子画伯の対談にも登場しました(バッドな物件としてですが…)が、太平洋沿岸でサバの水揚げのある土地だと一般的な料理はなんでしょう(半ライス大盛りさん)

「さばカレー」は確か銚子産。かつて当サイトのオフ会(当時)の福引に景品として登場した。当たった人が喜んでいたかどうかまで確認していない。バッドでした?

この文面だと、サバを使ったカレーは高知方面で以前から食べられていた感じだが、当該地域の皆さん、真相はいかが。

ラッキーチェリー豆は硬すぎて私にはチョベリバ(古!)

イワシ。

ご意見 私の実家(名古屋)も、大晦日の夕食は年越しそばとイワシ(丸干し)でした。宮中で大晦日に行われた「追儺(ついな)」が節分の豆まきの始めだとすれば、節分のイワシと同じ起源のような気がしますが(亡命名古屋人さん)

うーん、わかりません。この分野には弱いのである。

ご意見 アジの釜飯は小田原駅前にある釜飯屋さん(居酒屋だったかも)のメニューだったのですが、アジと青ジソ、グリーンピースと薄焼き卵の千切りが入ってすごくおいしかったです。一度自宅でアジの開きを使って作ってみたのですが、家族にも好評でした。今でもときどき食べたくなります。あのお店、まだあるのかな(東京在住 ミクミクさん)

釜飯は生のアジを使ってました? 開きを焼いたもの? 鮭の釜飯はポピュラーだが、アジとはなかなかアジなことを…。

(特任編集委員 野瀬泰申)

[本稿は2000年11月から2010年3月まで掲載した「食べ物 新日本奇行」を基にしています]

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