2017/4/11

リーダーのマネジメント論

――ロートにはインド人の副社長もいますが。

「ジュネさん(ジュネジャ・レカ・ラジュ副社長)は、日本語がぺらぺらのインド人で、太陽化学で長く研究のトップをしていた。もう少しグローバルな仕事をやってみたいということで、うちに来てもらえた。ジェネさんのコミュニケーションの取り方や、現地の企業への入り方も、日本人とは全然違う。すごく勉強になるね」

――山田会長が考える「リーダーの条件」とは何でしょう。

「絵を描く人じゃないですか。特に今は、5年後10年後、どんな世界にしたいとか、どんなことをやりたいとか、その絵の描き方が難しい時代。トップのリーダーとは、絵を描き、また描き直し続けられる人だと思う。僕自身はだんだん年も取ってきているから、絵を描いてみんなを引っ張り上げる人を見つけてバトンタッチしたいんだけど(笑)」

地域と共生、世界とつながる会社

――5年後、10年後のロート製薬の「絵」はどんなふうに考えていますか。

「少子化の中で、存在し続けられる会社とはどんな会社なのか、ということを考えている。その試みの1つが地域との共生。我々は物づくりの会社だから、物づくりと地域が共存する社会をつくれる企業を目指したい」

「もう1つは、世界とのつながり。今、一生懸命アフリカの市場開拓をしているが、20年後、30年後、アフリカが輝く時代がくる。今のうちに種まきをすれば、将来、我々が受け入れられるかもしれない。地域と世界がつながる、懸け橋になれたらいいと思う」

後継者、若い人を登用したい

――「バトンタッチ」という言葉が出ました。どんな人が後継者にふさわしいと考えていますか。

「今はその絵を描いている途中ですかねえ。これこそ、ノウハウあったらこっちが教えてほしいわ(笑)。1つあるのは、なるべく若い人を登用したい。先が長い人のほうが、将来のことを考えるはずだから」

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