コンビニワイン買いの9本 レベルに驚嘆、価格に感嘆

メゾン・デュアール  250ml

太陽をさんさんと浴びたカリフォルニアもニュージーランドのワインもいいが、クラシックなフランスワインが飲みたい……そんなときに助かるのがPBの「ボルドーメゾン・デュアール」。フランスの代表的な産地であるボルドー地方で造られた赤ワインだ。上ふたつのワインと比べると香りは控えめだが、それがクラシックスタイルの証し。ボルドーらしい、骨格のしっかりとした大人の味わいだ。杉の木の香りやほのかにスパイスの余韻があり、黒こしょう味のスパイシーチキンなど、お肉のつまみにもよく合う。

▼ボルドー メゾン・デュアール  250ml/750ml 
希望小売価格:税込み375円/税込み950円

ファミリーマート:価格帯で選ぶ専売商品、ワンコインワインがすごい!

一方、メーカーブランドで専用に商品を造ってもらう専売商品が多いのがファミリーマートだ。フルボトルのほか、280mlの缶ワインや、ハーフボトル、500mlのボトルと、さまざまな大きさのサイズもそろえている。また、価格帯を低価格・中価格・高価格帯と3階層に分けて展開しており、低価格帯のワインの品ぞろえも拡充している。「ワインは伸び傾向にあり、売り上げの7割は赤で、 売れ筋は600円前後・750mlのワインが中心だが、280~300mlの冷蔵で販売している小容量ワインも伸長」(ファミリーマート広報)。今回はそれぞれの価格帯からおすすめのワインを選出した。

・500円未満

今回3社18種飲み比べたなかで、コストパフォーマンスが一番よかったのが、ファミリーマートの「ヘイウッド」だった。なんとフルボトルで税込み498円と、ワンコインでお釣りがくる。飲む前はあまりに安すぎると不信感を抱いてしまったほどだ。白も赤もフレッシュ&フルーティー、やや甘みがありすいすい飲めるタイプだが、特徴もしっかりある。白ワインはフルーティーさのなかに桃やマスカットのような華やかなアロマがあり、ほどよいボディーもある。赤ワインには、オーストラリアらしいユーカリやミントなどハーブの香りに、鉛筆の芯、ヨードといった複雑な香りすら感じられる。

ヘイウッド
▼ヘイウッド オーストラリアン・ホワイト 750ml 
▼ヘイウッド オーストラリアン・レッド 750ml 
税込み498円

・500~999円

手に入りやすいのが定番商品「カフェ・デュ・ミディ」。フランスワインで白はシャルドネ種、赤はカベルネ・ソーヴィニヨン種とコンビニワインの定番。白ワインは熟したマンゴーやアプリコットなどたっぷりとした果実に、どことなく干し草のような香りも感じられ、太陽に恵まれた南フランスの情景が頭に浮かぶようだ。比較的ボリュームのあるタイプだが、酸味がしっかりあるのでバランスがとれ、フランス産ワインが好きな人におすすめの白ワインだ。赤ワインはベリーの豊かな風味のあとにスパイシーさが感じられるバランス系。やや甘みがあり、これがつくねや照り焼き、ハンバーグなど甘いソースのお肉と抜群に合うのだ。つまみを食べながらついついグラスに手が伸びてしまう、食事向きのワインだ。

カフェ・デュ・ミディ
▼カフェ・デュ・ミディ シャルドネ 白 750ml 
▼カフェ・デュ・ミディ カベルネ 赤 750ml 
税込み864円

・1000円~

「ボルドー1級ラフィットの系譜」といううたい文句がひときわワインコーナーで目立っていたのが「ロスヴァスコス」。1750年創業、1988年よりボルドー5大シャトーとして名高いラフィットの傘下に入ったチリのプレミアム・ワインだ。税込み980円と1000円以内だが、容量は500mlなので、750mlのフルボトルに換算して高価格帯に分類した。「ヘイウッド」や「カフェ・デュ・ミディ」と比べると、個性が際立つ味わいだ。白ワインは、ソーヴィニヨン・ブラン種特有のハーブの香り、トロピカルフルーツの華やかなアロマと高い酸味が爽やかだが、ボリューム豊かで飲みごたえがある。赤ワインは目隠しして飲んでもカベルネ・ソーヴィニヨン種とはっきりわかる、鉛筆の芯や青い香りとスパイシーさが鮮烈な印象。舌が真っ黒になりそうなほどのタンニンたっぷりで、フルボディーの赤ワインが好きな人にはこれがおすすめ。

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