「資格」は転職の武器になるか? 評価アップはこれ!エグゼクティブ専門の転職エージェント 森本千賀子

しかし、いざ転職活動に臨む際、これまでのキャリアと関連性のない資格や応募先企業の業種・職種で必要としない資格を履歴書に書いたとしても、評価されることはまずありません。それどころか、むしろ、マイナスの印象を与えてしまう恐れもあります。「目的意識がない人」と思われてしまうからです。「この人はヒマなのか?」と、現在(以前)の会社で重要な仕事を任されていなかったのではという疑念も抱かれかねません。

しかも、専門資格は法や制度の変更に伴い、知識が陳腐化していくもの。「いずれ転職するときに生かせるのでは」と思っても、取得後、資格を使った仕事をすることもなく時間が経過すれば、さらに効力が失われます。

実務経験や社内外の活動の中で新たなチャレンジを

結論としては、これまでのキャリアや今後のキャリアビジョンとつながらない資格の勉強をするよりも、そのパワーを「実務経験をさらに高める・広げる」ことに費やすほうがよっぽど有効なのです。

たとえ今の仕事がルーティン化しているとしても、新しい手法を取り入れてみる、業務改善の提案をしてみる、新規プロジェクトに手を挙げてみるなど、主体的に取り組んで工夫できることはいくらでもあるはずです。

あるいは、社内の横断型プロジェクト(ダイバーシティ推進、働き方改革など)のメンバーに立候補する、社外活動に参加してみる、社内外で人脈を広げるなど、経験の幅、人間の幅を広げる取り組みにパワーを振り向けることをお勧めします。

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