4種類のうち、一番人気は定番商品のヴィーニョ・ヴェルデ。爽快な微発泡の白ワインで、かんきつの香りと高い酸味が特徴。思いきり冷やして暑い日に飲みたい。あとの3種類、スパークリング、ロゼ、赤も使い勝手がいい。フルーティーでやや甘みを感じるスパークリングは、スターターから前菜や重くないメインまで通せる万能選手。フルーティーなロゼは中華との相性が抜群で、酢豚やシューマイ等はもちろん、麻婆豆腐と合わせると、辛みがロゼのほのかな甘みとうまく調和する。

試してほしいのが、赤ワインと魚の組み合わせだ。ポルトガルの食文化は日本と似ており、魚を塩焼きにして食べる。現地ではオリーブオイルをかけたイワシの塩焼きに、地元の赤ワインをよく合わせて飲むそうだ。魚には白かと思いきや、脂ののった魚には酸味のきいた軽めの赤ワインが合うのだという。筆者も合わせてみたところ、オイルサーディンはもちろん、アジフライやいわしの缶詰(醤油味)とぴったりだった。

ガタオのワイン。左からロゼ、レッド、スパークリング、ヴィーニョ・ヴェルデ
▼ガタオ スパークリングワイン レゼルバ ミディアム-ドライ 1,600円(税抜き) 
▼ガタオ ヴィーニョ・ヴェルデ 1150円(税抜き) 
▼ガタオ ロゼ 1150円(税抜き) 
▼ガタオ レッド 1150円(税抜き) 
輸入・販売元:木下インターナショナル TEL 03-3553-0721 
オンラインストア:http://www.pontovinho.jp/shop/

アートとしても楽しめる、猫アートワイン

フィンカマンサノス ワインキャット ブランコ(左)とティント(右)

ワインとグラスを前に、どことなく神秘的な存在感を放つラベルの猫。ラベルはスペインの画家ピラール・テリ氏の作品だ。ワインは、リオハで127年の歴史を持つマンサノスワイナリーのもの。日本限定の猫ラベルは、西洋美術を扱うトレードウィンドのオリジナル作品で、ワインとアートを同時に楽しめるのが魅力だ。

白ワインは、熟れた洋梨や桃のような芳醇(ほうじゅん)なアロマと、りんごの蜜の余韻が楽しめるリッチな辛口。黄金色の美しい色合いと華やかな香りを堪能するなら、少し大きめのグラスであまり冷やし過ぎずに飲んでもいい。赤ワインは、熟れたベリーやプラムにハーブやスパイスなどエキゾチックなニュアンスも漂い、タンニンのしっかりしたタイプ。かなりスパイシーなので、黒こしょうをたっぷりとかけた豪快なお肉料理にもおすすめだ。

百貨店等で開催される猫関連の展示やピラール・テリ絵画展の出口販売では、お酒が飲めない女性がインテリアとして猫アートワインを購入することも多いそう。女子会や結婚式の二次会などでも思い出になり、ハレの席にもおすすめだという。

▼フィンカマンサノス ワインキャット ブランコ 2013 1800円(税抜き) 
▼フィンカマンサノス ワインキャット ティント 2013 1800円(税抜き) 
輸入元:トレードウインド TEL 048-839-3901 

イメージは大正ロマン、日本の猫ワインでほっと一息

三養醸造 新猫メルロ(左)と猫甲州(右)

三養醸造は、山梨県山梨市牧丘にある小さな老舗ワイナリー。1933年の創業以来、日本のぶどうだけを使い、日本ワインを作り続けている。少しレトロなラベルデザインは、大の猫好きのデザイナー、スガワラユウコさんによるもの。白ワインの「猫甲州」は、大正ロマンを意識し、ワインを飲みながら古き良き時代に思いをはせるイメージで、「新猫メルロ」は、赤ワインに感じられるふくよかな香りをイメージしてデザインしたという。

甲州種から造られた「猫甲州」は、はじめはかんきつ系の爽やかでキレの良さが印象的だったが、時間がたつにつれバナナや青パパイヤといった南国フルーツのアロマも感じられる、表情豊かな白ワインだ。かたや「新猫メルロ」は、ベリーの香りに土のニュアンス、コーヒー豆やバニラのアロマがあり、猫のようにしなやかで丸みのあるワインだ。

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幻の猫ワイン