株式・投信

七転び八起き

私募ファンドで巨額損失、不動産株で復活

2017/4/10

 「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
 今回はDAIBOUCHOUさん(44) 趣味の海外旅行は香港、シンガポールなどアジア中心。滞在先で取引に追われたことも。
DAIBOUCHOUさん 割安でも成長しない株は買わない

■2000年~

 ネットオークションの経験から、価値が分かる人とそうでない人がいる「情報格差」を利用してもうけられると考え、株式投資を始める。PBR(株価純資産倍率)が低く業績も伸びている「バリュー成長株」を物色。レインズインターナショナルなどが大きく値上がりし、資産規模は03年までに400万円に倍増する。

■03年~

 団塊ジュニア世代の住宅購入期と不況が重なり、安い住宅の需要が伸びると判断。後に飯田グループホールディングス(3291)傘下になったアーネストワンなど、パワービルダー株に投資する。信用買いを駆使したほか、不動産流動化銘柄に対象を広げたのも奏功し、04年に資産規模が1億円を突破。同年秋、会社を辞めて専業投資家に。

 05年末には新興株ブームの追い風で、資産規模が10億円に到達。しかし06年1月のライブドアショックで、6億円程度まで目減りした。この時期に中国株投資を開始。インフラ関連などの低PER株に2億円を投じ、損失を穴埋めに。

■07年~

 現金での自宅購入を計画していたところ、知人から「ローンを組んで別の投資に回す」助言を授かり、中国株やベトナム株の私募ファンドに投資する。だがアジア株安で大幅な損失が発生。08年末には賃貸不動産を買い付けたがローンが組めない事態にも陥る。リーマン・ショック前に株式を全て処分していたがそれでも資金が不足し、親族からの借金で何とか購入する。

■11年~

 借入金を返済し、残った5000万円で株式投資を本格的に再開。低PBRで業績成長中のドラッグストア株などを購入する。その後アベノミクス開始を受けた不動産株への投資も当たり、今では資産規模が回復。余裕が生まれたため足元ではグロース株にも資金を配分し、さらなる資産規模拡大を狙っている。

[日経ヴェリタス2017年4月2日付]

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