一芸はさみ・カッター12選 厚紙も金属もザクザク
普通のはさみやカッターは、どこの家にも1本ずつはあるだろう。2本目を買うなら、用途に応じた優れた商品を選ぶべきだ。さまざまな用途に対応した"一芸はさみ"やカッターを12品紹介する。
押して切らずに「引いて切る」左右非対称の刃で軽快な切れ味
実勢価格1380円(税込み)
普通のはさみは「押して切る」が、左右非対称の刃で「引いて切る」ことで、スーッと軽い切れ味なのが特徴。機能もさることながら、流麗でシンプルなデザインも売りだ。チタンコートとフッ素コートの2種類を用意する。「刃物の町」岐阜県関市の老舗刃物メーカーとの共同開発品。
段ボールも金属もCDもザクザク、本家譲りの切れ味で手も痛まない
実勢価格1740円(税込み)
大ヒットしたフィットカットカーブの切れ味はそのままに、厚紙、段ボール、金属板、針金、CDなどにも対応する万能タイプ。厚みがあり、細かいギザギザのある刃で滑らずしっかり切れる。真ん中には針金を切る穴が備わり、通してグリップを握って切断する仕組み。段ボールなどごみ処理から日曜大工まで、幅広いシーンで活躍する。
はさみとカッターの「二刀流」、場所を取らないペンタイプ
実勢価格756円(税込み)
はさみと極小カッターの2in1。はさみ部分はフッ素加工のカーブ刃で、切れ味はスムーズ。反対側には極小のカッターが仕込まれていて、新聞、雑誌のスクラップや開封などに使える。ペンタイプなので収納性、携帯性にも優れ、さまざまなシーンで役立ちそうだ。
指を刃に押し付けても切れない、安全性と実用性の好バランス
実勢価格432円(税込み)
徹底的に安全に配慮した、子供用"初めてのはさみ"。刃は鋭利ではなくフラットなので、指で触っても基本的に切れない。持ち手に加えて刃先もプラスチックで覆われ、刺す心配もない。それでいて意外に切れ味は損なわれておらず、実用性も十分だ。
一番上だけくりぬけるカッター、曲線も慣れれば自由に切れる
実勢価格1036円(税込み)
切りたい写真などをなぞってくりぬけるカッター。先端には極小のセラミック刃があり、ヘッドがクルクル回ることで追従し、自由な形に切れる。持ちやすい流線形で、波線状にも切りやすかった。力を入れ過ぎなければ下の紙を切ることはないので、新聞や雑誌のスクラップなどに役立つ。
土佐の鍛冶職人による手作り刀、味のあるフォルムで贈答用にぴったり
実勢価格2100円(ケースなし・税込み)
「子供の鉛筆削り用に、先のとがっていないナイフを作ってほしい」という声に応えて、高知の鍛冶職人が丸いマッコウクジラナイフを作ったのが始まり。手作り感に加えて、ズッシリとした重厚感もある。専用ケースのセットもあり、贈答用によさそうだ。土佐打刃物屋のネット通販などで購入できる。
チケットやクーポン作りの必需品、くるくる回してミシン目を刻む
実勢価格312円(税込み)
円状の刃に8カ所の切れ込みがあり、紙にミシン目が入れられるカッター。刃は直径18mmのステンレス製。使わないときは黄色いストッパーをスライドさせれば刃が隠れて安全だ。紙だけでなく、フィルムやビニールなどにも使える。チケットにミシン目を入れるなど用途は限られるが、あると便利だ。
引いて切らずに「押して切る」、刃を"さわれない"安全カッター
実勢価格616円(税込み)
刃が手に一切触れないペーパーカッター。先端の隙間に紙を差し込んで、引かずに押して切る仕組み。下敷きいらずで、下の面を気にせずスイスイと切れるのはメリットだ。実際に使うと、押して切るのは新鮮。ときどき反対の手を添える必要はあったが、曲線も切れた。新聞や雑誌の切り抜きなどに向く。
30度の鋭角で細かな作業に最適、手頃な価格ながらプロ御用達の一品
実勢価格350円(税込み)
一般的なカッターの刃の角度は59度。これが30度になっただけで、細かい作業が格段にやりやすくなる。プロシリーズであるこの商品は、手頃な実勢価格にもかかわらず、プロも御用達の一品だ。ペーパークラフトや模型製作など、繊細な作業に特に適している。
使用感、安全性に徹底的に配慮、折るとき、取り換えるときも安心
実勢価格303円(標準型・税込み)
切る、折る、交換する……。使いやすさや安全性を見直したカッターで、随所に独自の工夫がある。刃を繰り出すスライダーは横ではなく上部に配置。刃先はフッ素加工でのりが付きにくい。折るための専用ケースを付属し、刃を取り換えるときにも触れずに交換できる。標準型と大型の2種類を用意する。
「金色の刃」は耐久性にも優れる、持ち手にも工夫がある高機能カッター
実勢価格407円(Sサイズ・税込み)
黄金色の理由は、炭素工具鋼刃にコーティングした高硬度チタン合金によるもの。見た目だけでなく実用性にも優れ、従来品の2倍、切れ味が持続する(同社比)とうたう。グリップ部分にも工夫があり、持ちやすい曲線の形状に加え、上下にラバーが貼り付けてあり、滑りにくくなっている。
いまだ色あせない超ロングセラー、面倒な開封作業が苦にならない
実勢価格540円(税込み)
1994年発売の超ロングセラー商品だが、使い勝手は今も色あせない。下のガイド板が封筒の端をしっかり挟み込むことで、スライドさせるだけで確実に角から開封してくれる名品だ。刃が外に出ていない安全設計。カラーリングなどを変えたものを2017年2月9日に発売した。
(日経トレンディ編集部)
[日経トレンディ2017年3月号の記事を再構成]
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