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3300万円超の新マクラーレン 発表前に20台の予約

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日経トレンディネット

マクラーレン・オートモーティブは2017年3月8日、東京・港区の同社ショールームで新型モデルの「720S」を発表した。前日の3月7日に第87回ジュネーブ国際モーターショーで世界初公開されたばかりとあって注目を集めた。税込み価格は3338万3000円からだ。

650Sとは違う、新世代の性能、スタイルに

現在、マクラーレンには使い勝手とスポーツ性能を両立させた「スポーツシリーズ」、ロードカーとしての性能を追求した「スーパーシリーズ」、最も走りを重視した「アルティメットシリーズ」という3種類がある。720Sはこのなかで中核的存在であるスーパーシリーズに属し、同シリーズの従来型の「650S」の発展型ではなく、新たに設計された第2世代最初のモデルと位置付けられる。スーパーシリーズとしては初のフルモデルチェンジであり、720Sから新世代モデルとなるという。

650Sに比べると軽く、速くなり、性能が大幅に向上。スタイルも一新されており、現行型に採用されているアルティメットシリーズの「P1」に似たマスクではなく、印象が異なる大型のヘッドライトユニットを低く配置した専用マスクを採用。これにより新型車がより低重心であることを強調している。

ボディー構造も大幅に変更。650Sはキャビンを含む基本骨格の下側のみにカーボンを採用していたが、720Sはルーフ部までカーボンになった。改良ではなく新設計にしたことで、エンジンの搭載位置をより低くでき、性能がアップしているという。またF1などの開発で培われたエアロダイナミクス技術を生かし、ボディーサイドにあるラジエーター冷却用のエアインテーク(空気取り入れ口)をなくしてより美しいスタイルになった。

誰でもドリフトコントロールが楽しめる車体制御機能を追加!

エンジンには新開発の4.0Lツインターボを搭載。最高出力720ps/7500rpm、最大トルク770Nm/5500rpmを発揮し、0-100km/h加速は2.9秒、最高速度は341km/hをうたう。トランスミッションは7速DCT組み合わせ、自動変速に加えてパドルシフトによる手動変速も可能だ。

ドライバー第一主義で開発したというキャビンは、スポーツ性能だけでなくラグジュアリー性も重視しているようで、高級なレザーや切削加工によるアルミ・スイッチを採用した。

細部まで手の込んだ装飾が採用できるのも、マクラーレンが独立ブランドだからだ。すべて自前で開発も調達も行い、さらに少量生産で組織もコンパクトなので、より自由に作り込めるのだという。例えば720Sに採用された新機能の格納式メーターパネルは、通常時は多機能な液晶メーターになるが、スポーツ走行時にはこの多機能メーターを格納してF1のようなバー表示のタコメーターやデジタルスピードメーターなど最小限の表示機能を備えたコンパクトな液晶メーターに切り替えられる。必要最小限の情報にドライバーが集中できるだけでなく、より広い視界を提供するのも狙いだ。さらにF1との共通性を感じさせる演出でもある。

進化した車体制御システム「マクラーレン・プロアクティブ・コントロール2」もユニークな機能を持っている。快適性重視の「コンフォート」、運転を楽しみたいときの「スポーツ」、サーキット走行を想定した「トラック」の3モードが選択できるのはこれまでと同様ながら、誰でも自在にドリフトコントロールが楽しめる機能を追加。プロレーサーや映画の主人公のように、派手な横滑り走行が自在に楽しめるらしい。もちろん、ある程度スポーツ走行の心得は必要となるだろうが、決めた角度にクルマを横滑りさせることができる機能は珍しい。

日本のスーパーカー市場はまだ伸びる?

予約は始まっており、発表前の段階で日本だけでも20台ほどのオーダーがあるという。同社によれば、マクラーレンのユーザーは同じようなスーパーカーユーザーと比べても、愛車でサーキット走行を楽しむ人が多いそうだ。またメカニズムへの関心が高い人も多く、ブランドとして好むだけでなく、作り込みや技術など中身を高く評価して購入している人が多いとも聞く。同社の営業マンは「F1に参戦しているブランドはほかにもあるが、これほど長くF1活動をしているブランドはごくわずか。F1とロードカーは場所、施設を共有して開発されているので、ロードカーにF1の技術を積極的に取り入れられる。だからこそ、走りを重視する方に支持されるようだ」と話す。またカーボン製ボディーが基本のマクラーレンだけに、エントリーモデルを含む全車でシャシーにカーボン素材を採用しているが、フルカーボン製のシャシーを持つ720Sは、ライバルと比べてもお買い得だと同社では考えているという。

今回、720Sの日本公開が世界的に見て早かったのは、同社が日本市場を重視しているということの表れだろう。販売台数でいえば米国や中国にはかなわないが、日本の富裕層には熱心なクルマ好きが多く、マクラーレンブランドが理解されやすい。もしかしたら日本人が考える以上に日本のスーパーカー需要は可能性があると同社は見ているのかもしれない。

(文・写真 大音安弘)

[日経トレンディネット 2017年3月22日付の記事を再構成]

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