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育休復帰に向け、在宅勤務を社内で制度化 JCS

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日経DUAL

夫婦は共に働き、共に育児や家事をする――。この意識は、ここ何年かで若い世代を中心に随分と普及したのではないでしょうか。なのに、子育て世代がモヤモヤを抱えたままなのは、取り巻くルールが旧時代のままだから……?

日本コンベンションサービス(JCS)の大友眞生さんは、国際会議ディレクターとして働く一児のママ。会社で会議ディレクターとして育休復帰第1号となった大友さんは、今後自分と同じような立場になる女性社員のために「仕事はやり過ぎてもいけないし、やらなさ過ぎてもいけない」との意識を強く持ちます。社内の在宅勤務制度を会社と一緒に整え、業務の進め方も「チームで動く」を強化しました。

      ◇      ◇      ◇      

うちの会社で、会議ディレクターでは初めての育休復帰者として現場に戻ってから、もうすぐ2年になります。

出産前の私は、「ワーク・ライフ・バランス」でいうと完全に「ワーク」優先の働き方でした。国際会議の準備のため、開催地である地方や海外に数カ月間出張していることもありましたし、残業や長時間労働はそう気になりませんでした。自分が納得できるところまで、自分でやりたいタイプだったんです。

あのころと比べると、今の私の仕事量は2分の1以下です。

2年連続待機児童に。お迎え時間は最長で17時半

もうすぐ3歳になる息子が2年連続で認可保育園の待機児童となり、今は自治体が待機児童向けに作った保育ルームに通っています。お迎え時間は毎日最長17時半。延長保育はないので、16時半~17時には退社しないと間に合いません。そんな事情から勤務時間は10時~17時前で、子どもを寝かしつけた後の21時~23時ごろにメール返信や資料作りなどをパソコンに向かってしています。

夕方に外せないアポイントが入った日は、別会社で営業職にある夫が息子を迎えに行きます。予定が入ればその都度夫と調整。夫が17時半にお迎えに行き私が終わる時間まで息子を家で見ていて、途中でバトンタッチし、夫が再び会社に戻る、ということもあります。「〇曜日は夫がお迎えの日」といった明確なルールはないけれど、週に1~2日は夫がお迎え、お風呂、食事を担当し、私の帰宅まで息子と2人で過ごしています。

夫はシステマチックに役割分担をするよりも、「そのときできるどちらかがやる」との考えが強いし、私もできるなら自分ですべてを把握してやりたいほうなので、自然とこういった協力体制になりました。

仕事柄、出張もあります。出張のようにイレギュラーな予定のときは、都内に住む義父母にサポートをお願いします。オランダに1週間出張したときは、土曜出発だったので夫と息子は土日を義父母のところで過ごし、月曜に義母と一緒にうちに戻りました。そして月曜から金曜まで、食事作りなどの家事は主に義母に担ってもらい、保育園の送り迎えなど育児は夫が担う方法で対応しました。

育児と仕事を無理なく続けられるよう、週1日は在宅勤務を選択

得意先とのアポイント予定がなく1日オフィス仕事の日は、在宅勤務にしています。

子育てと仕事を両立するには、時短勤務だけでは続けていけないだろうと思い、育休から復職するに当たって、会社に勤務について相談しました。会社もフレックスなどの既存の制度をアレンジしてくれ、今のワークスタイルで働くことができています。だいたい週1日は、会社のノートPCを持ち帰って自宅で作業をしています。

在宅のワークスタイルが週に1日あるだけで随分と楽。通勤時間がカットできるのは大きいですし、社内と同じ業務をしていても、同時に洗濯機を回しながらなど少しでも家事ができるので違います。

うちの社員は約半数が女性ですから、今後同じような悩みを持つ社員にとって、 私の働き方が参考になればうれしいです。

社内でも周囲の理解と協力のもと、環境をつくることが大事で、より個々人の事情に合った働き方が認められるようになればいいですね。今は相手先とのアポイントや社内の打ち合わせなどの都合から週1日のペースですが、もう少ししたら在宅率を上げることが目標です。どうすれば可能になるのか、わが身で実験してみています。

どんどん人に任せ、自分がやることを極力減らす

私は今、部のチームマネジャーの立場です。産休復帰後、業務の進め方としては、部やチーム内での情報共有を徹底しました。だいたい1つの会議やイベントに対して、2~4人のプロジェクトチームを組んで動きます。もともとプロジェクト単位でメーリングリストを作り、細かな情報も抜け落ちないような形での共有体制はできていました。

そこに加えて、先方との打ち合わせは単独でなく必ず2人以上で行く、メールのやり取りも共有し、チーム内で細かな打ち合わせや確認を欠かさないなど、よりチームで動くこと、チームを意識することを強化しました。

ちょうど部内に若手が入ってきてその育成を任されるタイミングと重なったこともあり、私自身は自分がやらないといけないことを極力減らすようにしています。

昔からのクライアントで私が動く必要があるもの、見積書の要所作成、チームメンバーの業務チェックなどを最優先してやり、できるだけ早い段階で終える。後に回せたり、人に任せられたりすることは思い切って任せる。そうやって、より全体を把握する立場に一歩下がるようにもなりました。大きいプロジェクトになればなるほど、チーム内で担当分けがされます。みんなどうしても自分のパートに注力するので、私は全体を俯瞰(ふかん)して横串になるようにサポートする感覚です。

子どもって急に熱を出したり体調を崩したり、仕事以上に突発的なことが起こりますよね。そのときに私しかできないことや知り得ないことがあると方々に迷惑や負担がかかるので、それを避けるための手段でしたが、実は後輩の自立、成長にとってもいいことだったんです。

(ライター 平山ゆりの)

[日経DUAL 2017年3月1日付記事を再構成]

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