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人生を変えるマネーハック

新年度こそ始めたい 気合ゼロの貯金術 貯金をマネーハックする(1)

2017/4/3

PIXTA

 今月は新年度にふさわしく、貯金をテーマに取り上げてみたいと思います。しかし、マネーハックでは単にお金をためるのではありません。それは「手抜き」をするということです。

 手抜きをするのは何もしないという意味ではありません。「仕掛け」だけをつくって、あとはほったらかしてもたまる方法を考えるのです。

■新年度は貯金を始めるチャンス

 新年度は、新社会人が仕事を始めたり、昇格に伴う昇給があったりと、収入が増えるタイミングのひとつです。

 「この春こそ、お金をためられるようになりたい」と意気込む人もいるでしょう。あるいは「よく分からないけど、お金を使いすぎないようにしなくちゃ」と願う人もいると思います。

 我々の会社員人生をお金の流れで簡単に整理すれば、

 (稼ぐ)-(使う)=(貯蓄)です。

 お金を将来に備えてため、使うことが典型的なマネーライフとなります。最初は旅行資金だったり、車の購入資金だったり、結婚資金だったりします。貯蓄額は数十万円から数百万円程度でしょう。半年から数年ためて、目標を実現します。

 これが住宅購入の頭金や子どもの学費準備となると、金額が500万~1000万円程度に上がってきますので、「何年もかけて貯金する」という長い時間軸を考えていく必要が出てきます。そして、老後に向けた資金は少なくとも1000万~2000万円程度の金額をためなければなりません。

 うまくためられない人は「借りて、利息を乗せて返す」という人生を繰り返し、高コストになってしまいます。しかも、ほとんど貯金ゼロのまま定年退職を迎えると、「老後破産」予備軍になってしまうかもしれません。

 もし、あなたに貯蓄の習慣がなければこの春こそ、人生を変えるチャンスです。

■本気で頑張ればためられるのか

 しかし、肩に力を入れて「ためるぞ」と気負う必要はまったくありません。すでに社会人を何年かやっていて、今までためられなかった人の多くは、最初に気合を入れてみたものの、どうすればいいか分からず、結果としてうまくいかないというパターンが目立ちます。

 マネーハック的には気合はお金をためる上で何の意味もありません。気合を入れるだけでお金がたまるわけではないからです。それよりも「仕掛け」をつくり、お金の流れを変えていくことが重要です。

■「使って、残りをためる」はうまくいかない

 おそらく、「うまくいかないため方」はこういうパターンでしょう。

 (給料をもらう)→(1カ月節約しながらお金を使う)→(給料振り込み日前日に残った額を貯金する)

 このパターンは、つまり「使って、残りをためる」という流れです。

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