書店員がおすすめ 新入社員が読んでおきたい5冊

2年間の経営学修士(MBA)留学を含むわずか8年余りの社会人生活でライフネット生命を立ち上げた岩瀬氏。その高速成長を支えた仕事や生活への構え方が、自身の体験的エピソードを巧みに交えながらテンポよく語られるのが魅力だ。

未来とライフプランも考えておきたい

リブロ汐留シオサイト店の三浦健さんは『入社1年目の教科書』とともに『10年後、君に仕事はあるのか?』を推した

リブロの三浦さんはもう1冊を最新刊から挙げてくれた。この2月刊行の藤原和博『10年後、君に仕事はあるのか?』(ダイヤモンド社)だ。リクルート出身で義務教育初の民間出身者として区立中学校の校長を務めた藤原氏による人生設計の本であり、ネット世界がさらに広がり長寿化がもっと進む未来をどう生きるかを、高校生に語りかける形で書いている。

「目の前の仕事のことばかりではなく、少し先の世界や社会への関心も持っていてほしい」とは推薦した三浦さんの弁だ。現在、奈良市の高校で校長を務める藤原氏の関心に沿って書かれた1冊だが、ここに書かれた未来やその対処法は若い世代全般に通じるものだ。

一方、紀伊国屋書店の西山さんが推薦するもう1冊はD・カーネギー『人を動かす』(創元社)。いわずと知れた自己啓発書の古典的名著で、「人を動かす3原則」に始まり、人と接するスキルを多面的に伝授する。「この本もまとめて購入されることが多い本。『仕事は人』ということを新入社員に伝えるには最良の本だと考える人が多い」と西山さん。

仕事とは何か 半生記で知る

八重洲ブックセンター本店の木内恒人さんのおすすめは『伝えることから始めよう』と『1坪の奇跡』

八重洲ブックセンター本店副店長の木内恒人さんはまったく別の視点から2冊を選んでくれた。「名物経営者の本は読んで何より面白い。その上で仕事とは何か、仕事に向き合うとはどういうことなのか、見逃しそうな小さなエピソードから深く考えさせられる」と言う。

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