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子供にも格安スマホ アプリも登場、広がる見守り機能

格安SIM最前線

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NIKKEI STYLE

新年度が始まる4月、入学や進学のタイミングで子どもにスマートフォン(スマホ)を渡すという家庭も多いのではないか。電話料金の節約のために、子どもに格安スマホを渡そうと考えている人もいるかもしれない。実際、内閣府の調査によると格安スマホを利用する子どもは年々増えている。そんな事情を踏まえて、格安スマホで見守り機能を活用するためのアプリが登場した。

格安スマホの利用率は子ども向けスマホを上回る

内閣府が2月27日に公開した「平成28年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」の速報によると、満10歳から満17歳までの青少年のうち、スマホの利用率は57.1パーセントに上る。

このうち、格安スマホの利用率は3.2パーセントとなっており、大手キャリアの子ども向けスマホの利用率2.6パーセントを上回った。

通信料金や端末代金などのコストが安い格安スマホを子どもに持たせたい──そう考える保護者は今後も増え続けるだろう。その一方で、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上でのトラブルや、成績への影響など、スマホが持つマイナス面を不安視する人も少なくないはずだ。

そこで活用したいのが、フィルタリングサービスや利用制限、位置情報の参照といった見守り機能を備えた格安スマホだ。これらの機能を持つスマホを渡した上で、子どもと保護者が一緒になってルールを作ることで、スマホやインターネットを利用する上でのリテラシーを育む助けになるだろう。

見守り専用アプリが登場

トーンモバイルは3月1日、同社の格安スマホ「TONE」で利用できる保護者向けアプリ「TONE見守り」の配信を開始した。

TONEは首都圏を中心とした各地のTSUTAYA店頭、およびトーンモバイルのウェブサイトから契約できる格安スマホ。子ども向けの見守り機能を持つオプションサービス「TONEファミリー」を提供しているのが大きな特徴だ。

TONEファミリーは、ユーザーの現在地表示、端末上で使えるアプリの利用制限、専用ブラウザー使用時のフィルタリングといった、大手キャリアが販売する「キッズスマホ」や「ジュニアスマホ」などと同様の機能が利用できるサービスだ。通学や通塾に使う駅を通過したときに通知を受け取ったり、スマホを夜遅くまで使いすぎないように制限をかけたりできる。歩数計機能と連動した、歩きスマホの警告機能も備える。また、子どもと保護者両方がTONEを契約し、TONEファミリーに加入していると、画面をタップした回数に応じて相手のTONEからノックの音が鳴る「エアノック」というコミュニケーション機能も利用できるようになる。

今回配信が始まったアプリ「TONE見守り」は、子どもを見守る保護者向けの管理ツール。アプリを起動するだけで子どもの現在地を素早く確認したり、アプリから子どものTONEに宛てて無料通話を発信したりできる。アプリの利用制限やフィルタリングなどの各種設定も、TONE見守りアプリから実行可能だ。

これまで、保護者がTONEファミリーを利用するには、スマホやパソコンのブラウザーから専用のウェブサイトにアクセスする必要があった。その都度ログインしなければならなかったが、TONE見守りアプリの登場によって自動ログインやTONEとの無料通話が実現し、利便性が大きく向上した(なお、TONE見守りアプリの配信後も、ブラウザーからのアクセスには引き続き対応する)。

TONEの料金プランは月額1080円の低速使い放題プラン(上り下りとも500~600kbps)1種類のみで、050から始まるIP電話番号が標準で付属する。月額1029円の「090音声オプション」を追加して、携帯電話番号を取得することも可能だ。故障や紛失の際にSIMカードの再発行手数料と交換手数料(合計2160円、年2回まで申請可能)を支払うだけでTONEを交換できる「安心オプション」(月額540円)も用意する。

TONEファミリーのオプション料金は月額216円で、ウェブサイトのフィルタリング機能を利用するには月額108円が別途掛かる。ただし、保護者・見守り対象者ともにTONEユーザーの場合、いずれも無料となる。

子どもに持たせるなら「見守り機能」付きの格安スマホを

トーンモバイルのほかにも、アプリ管理やウェブサイトのフィルタリングを利用できる格安スマホがある。

例えば、UQコミュニケーションズの「UQ mobile」では、ウェブサイトやアプリのフィルタリングサービス「安心アクセスV」を無料オプションとして提供する。安心アクセスVでは、小学校・中学校・高校といった子どもの年齢に合わせてフィルターの強度を調整したり、アプリの利用可否を個別に決めたりできる。

「LINEモバイル」「mineo」「IIJmioモバイルサービス」などでは「i-フィルター」が、「OCN モバイル ONE」は「マイセキュア」が選択できるなど、フィルタリングサービスと連携して、見守り機能を提供する通信会社は増えつつある。

さらにUQ mobileはオプションサービスの一部として、アプリの利用状況をチェックする見守りサービス「filii」を用意している(月額324円、見守りできるスマホは2台まで)。filiiでは、子どもがSNS上で禁止ワードを投稿・受信したときに通知を受けたり、SNSでどんな人とつながりを持っているかを確かめたりできる。投稿した文章すべてが保護者に公開されるのではないため、子どものプライバシーを保ちつつ、SNS上でトラブルに巻き込まれていないかを見守れる。ちなみにfiliiはUQ mobile以外のスマホでも利用可能で、月額400円で3台までの見守りに対応する。

スマホに対して適切なリテラシーを身につけるためにも

子ども向けの格安スマホを選ぶ上では、自治体や団体による推奨認定も参考になる。2017年3月には、東京都や神奈川県などの9都県市が推奨する機能としてトーンモバイルの「TONEファミリー」が認定された。また、2016年11月には公益社団法人全国子ども会連合会の推奨商品に「TONE」が認定されている。

「スマホ所有者の低年齢化が進む昨今、これからスマホデビューする小中学生のお子様が持ちたくなるスマホと、保護者がお子様に持たせたいスマホの両方を実現していきたい」(トーンモバイル担当者)

冒頭で紹介した「青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、高校生のスマホ利用率は実に94.8パーセントに達しており、スマホを「使っていない」生徒は20人に1人いるにすぎない、という状況だ。いずれスマホを手にすることが避けられないのであれば、最初に渡すスマホには適切な見守り機能を備えた機種を選び、スマホと適切な距離感を保てるようなリテラシーを身に着けられるようにするといった配慮も必要だろう。

(ライター 松村武宏)

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