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ラーメンのネギは白か青か いや、タマネギだってある

ラーメン(4)

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NIKKEI STYLE

ラーメン(2)で、薬味は白ネギか青ネギかが話題になった。しかし、ネギはネギでも長ネギとは限らない。同じネギでも……。

ご意見 全国的にネギ、それも長ネギ(青白を問わず)が多数派とは思いますが、房総南部では「タマネギ」のみじん切りだったりします。
 ラーメンフリーク達の間では「竹岡系」と呼ばれているラーメンで、
1.生麺ではなく乾麺をゆでる
2.スープはチャーシューの煮汁をお湯で割ったもので、かなり醤油が濃く塩辛い(トリガラ、豚骨などは使わない)
3.薬味はタマネギ
 などの特徴があり、南房総に広く分布しています。話を聞いただけではとうてい美味しそうな気配はありません。でも、朝の漁港を見学した後などに朝食代わりに食べると妙に懐かしくも美味しくいただけます。
「竹岡系」発祥とされている某店は、休日のお昼は神奈川方面からもお客が殺到するようで、まるで「行列店」となっています(亡命名古屋人さん)

そう竹岡系。一時話題になった。

デスクへー 話題になったんですか。知らなかった。竹岡といやぁ、僕の母校の臨海寮があったところです。中坊の時、遠泳しました。

神田にあるラーメンチェーンに入って驚いたことがある。ネギの代わりに生のタマネギを薄く切った、すなわちオニオンスライスが山のようにのっていたのである。以上。

デスクへーへー 何? それドコ?

これも一時話題になった。

ご意見 ラーメンと言えば、北海道生まれの私には絶対に味噌ラーメンなのですが、大学生時代に知り合ってしまった油そばが、私の中ではナンバーワンです。最近は生麺タイプのインスタントも売っているのを見かけますが、武蔵境の亜細亜大学前にある珍珍亭の油そばが元祖だと言われています。
 ラーメンの底に少しだけたれ(油)が入っていて、それに自分で味付けをして食べます。調味料は醤油、酢、ラー油です。普通、大、特大のサイズがあり、生卵を入れると美味です。体育会系だった私はいつも「大油(だいあぶらと呼ぶ)、卵、ネギ皿ね!」と隣で「普通盛」を可愛く頼んでいる友人に構わず注文していたものです(毛蟹はデザートだったさん)

油そばは軟弱な私の胃袋にとって難敵である。以上。

デスク相づち 油そばは屈強な私の胃袋にとって味方である。以上。

九州のラーメンについての疑問。

ご意見 ラーメンと言えば故郷名古屋では有名なスガキヤチェーンのおかげで、ラーメンを食べた時は必ずセットでソフトクリームを食べるという癖がついてしまい、いまだにラーメンを食べると(酒の締めでも)後からアイスが食べたくなります。
 スガキヤ以外で今までに食べたラーメンのうち、一番インパクトがあったのは福岡・中洲で食べた「焼きラーメン」です。店は多分中洲で一番有名な屋台・小金ちゃんです。ゆでた中華麺を鉄板で具と一緒に炒めるというもの。見た目は水っぽい焼きそばといった具合で味はソース+ラーメンスープみたいな微妙な味。でも、飲んだ後の締めにはやさしいお味だったと記憶しております。
 あの「焼きラーメン」という食べ方は福岡では一般的なのでしょうか?
 もうひとつ、東京の赤坂にある、看板に「九州」の文字の入った某有名豚骨ラーメン店です。そこではトッピングで明太子を頼むと、豚骨ラーメンの上に立派な明太子がひとつのって出てきます。客の多くは明太子をトッピングしているのですが、みんな白いご飯も注文して豚骨スープに浸した明太子をご飯の上にのせ替え、ラーメンをおかずに豚骨スープ入り明太子ご飯を食べています。
 私は正直、その組み合わせがあまり理解できないのですが、九州では一般的な食べ方なのでしょうか?(中村泰造さん)

お答えしよう。焼きラーメンは小金ちゃんのオリジナルメニューだが、同じようなものを出す店がほかにはないとは断言できない。しかし一般的ではない。

九州でラーメンと白いご飯は仲がいい。ただラーメンライスとは言わない。「ラーメンと飯」という。久留米では小さい盛りのご飯を「小飯」と書いて「しょうめし」と言う。「半ライス」でも「しょうライス」でもない。「ラーメンとしょうめしばくれんね」と注文するとよい。豆津橋さん、合ってる?

博多は知らないが、とんこつラーメン発祥の地久留米ではラーメンに明太がのって出てくるなどということはない。多分。高菜はラーメンの上ではなく、テーブルの上にある。多分。

従って久留米では小飯をラーメンとともに食べる場合、付随のたくあんか卓上の辛子高菜あたりを友にすることになる。多分。

久留米から「ちゃんどん」情報がこない。あんなに自分たちは盛り上がっているのに、おかしいな。

デスク遠い目 あぁ、久留米行きたい。沖食堂行ってみたい――。

ベティー隊員 私は光華楼のチャンポン!

ご意見 うちの社員食堂には「ちゃんぽん風らーめん」なるものがたまに出ます。確かにのってる具はチャンポンらしく見えるし、スープもチャンポンっぽいのですが、麺が黄色いちぢれたラーメン用の卵麺なのです。九州出身の私としては納得できませんが、チャンポンが大好きなので毎回食べてます。ごめんなさい(横浜の元大分県人 鶴さん)

このような事故が日々、全国津々浦々で発生していることは広く知られた事実である。しかし、このメールを読む限り命にかかわるような事故ではなさそうである。麺、スープ、具という3要素のうち2要素が正しいのであれば、九州を遠く離れて暮らしている以上、よしとしなければなるまい。

だから、食べていいんですよ。謝らなくてもいいんですよ。

ありゃ、またチャンポンだ。

ご意見 チャンポンはラーメンじゃないのかどうか知りません。チャンポンといえば長崎のあの中華料理屋で食べたものしか知らなかったんですが、熊本にもオリジナルのチャンポンがあるんですね。太平燕(タイピーエン)の次に観光客寄せメニューになるんじゃないでしょうか。
 九州はラーメンがそうであるように、チャンポンにも地域性があるんでしょうか?(apple-aさん)

チャンポンに地域差があるかと問われれば、あるとお答えするしかない。彦根チャンポンに伊予チャンポンである。彦根チャンポンについては、かつて小紙夕刊「食を歩く」で紹介した。伊予チャンポンは今治で地域文化を発信している土井中照さんから現物を送っていただいた。いずれ何らかの形で皆さんにご報告したいと思っている。

九州域内でも地域差はあるがフランクフルト・ソーセージを刺したりしない限り、違いといっても誤差の範囲である。でも、熊本のチャンポンて長崎とどう違うの? おせえて。

(特任編集委員 野瀬泰申)

[本稿は2000年11月から2010年3月まで掲載した「食べ物 新日本奇行」を基にしています]

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