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そば・うどん屋に「中華そば」のメニューはありか?

ラーメン(3)

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NIKKEI STYLE

出張に行くことになった。中国地方である。食べ物には関係ない新聞の仕事ではあるけれど、せっかく新幹線を使って泊まりがけで行くのだから、何か食べないともったいない。

恐らく帰りに岡山から赤穂線に乗り換えることになるだろう。目的地は日生(ひなせ)。目的の物件はカキオコ。瀬戸内のカキをドサドサっと入れたお好み焼きである。多分ひと口かふた口でダウンするだろうが、私の場合は食べることより「解釈と鑑賞」が目的なのでいいのである。「ミックス」というのも鑑賞してみるかな。

ご意見 秋田では、特に老舗のラーメンに麸が入っているようです。秋田市、湯沢市、十文字町…。麸の種類は花麸や小町麸で、調理せずにスープに放すだけですがすぐに熱いスープを含んで柔らかくなるので問題なしです。
 ところが隣の我が山形では麸入りラーメンをほとんど見かけません。山形で麸といえばフランスパンのような車麸か庄内麸で、煮付けや炒め物にすると絶品なのですが、湯で戻したりと下ごしらえに手間がかかります。これが原因?
 ちなみに、東根市六田(ろくた)地区は麸が名産で麸のフルコースが楽しめます(山形の佐藤だけっすさん)

十文字町は合併で横手市になったのかな? ともかくあの辺はラーメンに麩なのである。八森ではどうだろう。八森出身の友人が「東京に来て麩が入っていないラーメンを見てびっくりした」と言っていたが…。

ご意見 家の女房が隣の石川県から富山に嫁いで来て、初めて富山のラーメン屋さんに入ったとき、「みんな壁に向かって食べている」とびっくりしていました。
 確かに古くからある富山のラーメン屋さん(いわゆる老舗)は、狭い店内を有効活用するためにかなりの確率で壁際にカウンターがあるようです。しかも狭い。
 その昔、某有名作家の椎○Mさんが「富山のラーメンはまずい」という問題発言をして誌面でおわびをしておられました。その後何軒か回られたらしく「うまい」と絶賛してましたが。
 富山もご他聞に漏れず新興勢力が増えておりますが、わかってる人はやはり地元の老舗へ行っているようです。
 そうそう、旅の方々にありがたいのは、夜10時半ごろから駅前バスターミナルに出店する屋台のラーメンでしょうね。学生時代に夜遅く家を抜け出して友達とチャリをけったくって食べに行ったものです。にんにく大盛が絶品です(富山のタノジさん)

富山のラーメン事情を目にする機会は確かに少ない。先週紹介した石川の8番ラーメンのように地元で絶対的な勢力を誇っていてさえ、全国的にはあまり知られていないのが実情である。まして富山の老舗ラーメン店に行くと、かなりの確率で壁に向かって食べることになるなんて情報は貴重なことこの上ない。

ラーメン王国北海道の心温まるラーメン。

ご意見 北海道夕張市にある「のんきや」です。平衡感覚がおかしくなりそうなくらい傾いているトタン屋根の建物で、おばあさん一人で切り盛りしています。
 ここの店との出合いはもう10年くらい前になります。雑誌の小さな記事に紹介されていたのを頼りに夕張の町を探し回ってみつけました。
 特徴と言っても、とくにすごい材料を使っているわけではないのですが、「ラーメンってこれでいいよね」的なシンプルなラーメンです。
 写真は塩ラーメンですが、あとは醤油ラーメンだけ。メンマやネギなど普通にみかける具材が「普通に」のっかっていることが写真からもお分かりいただけるかと思います(明渡@奈良県さん)

こういうラーメン、好き。少々まずくても好き。まずくなかったら、もっと好き。ところで麩が入ってない? このラーメン。

ご意見松山へ行ったとき気になったのですが食べずじまい。「タールメン」ってどんなモノなんでしょう?
 細い中華麺をうどん出しにあわせる「キーシマ」なるものがあります。コショウではなく七味をかけて食べて下さいとお店の人に言われました。姫路あたりの「駅そば」の親戚なのでしょうか(kazusuketさん)

どちらも松山と京都の個店メニューのようである。キーシマはなるほど姫路の駅そばと同じコンセプトであろう。だからまずいはずがない。私は姫路の駅そばのうち、フリッターみたいに小麦粉が多い天ぷらがのったものを食べてすっかり気に入ってしまった。ありゃ美味いよ。

キーシマを出すのは京都のうどん・そばの店だが、名古屋のそば屋さんにも中華そばはある。

ご意見 店内には「信州そば」の表示がいくつもあるし、メニューは「ざるそば(うどん)○○円」「天そば(うどん)○○円」といった具合にすべてそば優先だし、ああここはおそば屋さんなんだなあ、と納得したのですが。
 メニューの「そば群」と「煮込みうどん群」のちょうど中間に、ぽつんと「中華そば」が。仲間もなくたったひとりで。
 おおぅ、いる、いる! というわけで、頼まいでか中華そば。待つことしばし、やってきた中華そばは、薄切りの豚肉とワカメと刻みねぎがのった楚々としたたたずまいでした。チャーシューもない、メンマもない。といってカマボコものってない。おぼろ昆布ものってない。なるほど、そば屋さんの中華そばとはこういう感じなんですかー。
 それにしても、豚肉とは? ひょっとしてこのお店の「肉そば(うどん)」は牛でなく豚肉なのか? 確かめるべきことがまた増えてしもうたでいかんわ。
 それはさておき、このように「そば屋and/orうどん屋に中華そばがある」というのは全国的にどのくらい当たり前なものなのか、野瀬さん、私は知りたいです。
 ちなみに、このお店の面白かったところは揚げ物、特に味噌カツにはたいへん重点を置いているところ、他方できしめんがなかったところです。「ざるカツ」(ざるそばorうどん+味噌カツ)、「ざるカツ定食」(上記+ごはん+とろろ+香の物)なんていうメニューがありました(日野みどりさん)

そば・うどんの店にどのくらいの割合で中華そばが存在するのか、私も知りたいものである。だが、多分そんなデータはないであろう。しかしこれだけは言える。山形にはある。何度も書くが、山形のラーメンは基本的にそば屋さんのメニューであった。いまもそうである。あの冷やしラーメン発祥の店といわれるところも老舗そば屋さんである。

東京でも、住宅街なんかでひっそりやっているそこそこ古そうなそば屋さんに入ると「中華そば」に遭遇することがある。決まってラーメンではなく「中華そば」であり。その内容もシンプルにして明快。安心して食べられるものが多い。と書きつつ中華そばが食べたくなった。

そうそう、名古屋では麺類と味噌カツのコラボが盛ん。

(特任編集委員 野瀬泰申)

[本稿は2000年11月から2010年3月まで掲載した「食べ物 新日本奇行」を基にしています]

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