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レゴランド、4月開業 子どもが楽しめるしかけ満載

2017/3/18

約1050万個のレゴブロックで日本の街並みを再現した「ミニランド」

 4月1日、名古屋市に屋外型テーマパーク「レゴランド・ジャパン」が開業する。日本では「東京ディズニーリゾート(TDR)」と大阪市の「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」に続く日本で3番目の国際的なブランドのテーマパークとなる。オープンに先駆けてパーク内が17日、報道陣に公開された。2~12歳の子どもを持つ家族客を主要顧客に据えており、既存のテーマパークと異なり、子どもを楽しませることに特化した印象だ。

名古屋城や東京スカイツリー、東京タワーなどを再現

 レゴランドは名古屋駅から名古屋港方面に延びる「あおなみ線」に乗り換え、終点の金城ふ頭駅が最寄り駅になる。所要時間は各駅停車だと24分。駅から正門まではゆっくり歩いても10分はかからない。立体駐車場からは5分程度だ。

 レゴランドの面積は9.3ヘクタールと、東京ドーム約2個分の広さ。入り口すぐの場所で約25万個のレゴブロックで組み立てた恐竜が出迎えるなど、パーク内の至るところにレゴでできた人や動物などが配置されている。

 園内は「ナイト・キングダム」「パイレーツ・ショア」「アドベンチャー」など、7つのエリアに分かれ、約40のアトラクションがある。パーク内は青、赤、黄色など原色の乗り物や建物が目立つ。

海底の古代遺跡を探検する「サブマリン・アドベンチャー」

 目玉の一つ、「サブマリン・アドベンチャー」は潜水艦に乗って「秘密の古代遺跡を探検」というテーマのアトラクションだ。古代遺跡のジオラマなどを配置した水の中には、「トラフザメ」「ミヤコテングハギ」など約80種2000匹の実際の海の生き物も生息している。潜水艦内のアナウンスでは、魚の生態などが解説され、乗り物という遊園地の楽しさと、水族館の興味深さを両方感じることができる。

「サブマリン・アドベンチャー」からは多くの魚を見ることができる

 テーマパークの花形、ジェットコースターも「ザ・ドラゴン」の名称で用意されている。中世の騎士や竜をレゴブロックで再現した内部を通り抜けたのち、外に出て上昇し、急降下する。コースターのスピードは小学生なら十分スリルを味わえ、大人もそれなりに楽しめる速さだ。

海底の古代遺跡を探検する「サブマリン・アドベンチャー」

 ほかにもゴンドラに乗って50メートル超の高さからパーク内を一望できる「オブザベーション・タワー」、古代寺院の遺跡を探検する「ロスト・キングダム・アドベンチャー」などの乗り物がある。

ジェットコースター「ザ・ドラゴン」

 テーマパークでは年齢や身長の制限を設け、幼い子どもは体験できない乗り物があるが、レゴランドはそこにも配慮している。

 例えば、ビデオで交通安全を学んだのちに、信号機や交差点などがある道路を車型の乗り物で走る「ドライビング・スクール」が主に6~13歳向けであるのに対し、3~5歳向けの「ジュニア・ドライビング・スクール」というアトラクションも用意。ジェットコースターも「ザ・ドラゴン」のミニ版「ドラゴン・アプレンティス」がある。

レストランで食べることができるレゴブロックのポテト

 こうした乗り物を待つ行列の動線の近くには、レゴブロックで遊べるスペースも設けてある。親が行列に並んで待っている間、子どもは遊べるので飽きることはなさそうだ。

 乗り物以外のアトラクションを数多く用意しているのも、レゴランドの特徴だ。「ミニランド」というエリアでは、札幌、東京、名古屋、京都、大阪、広島など日本各地の街並みを約1050万個のレゴブロックを使って再現。札幌の時計台、東京の浅草寺、名古屋城、広島の厳島神社などの建物が精巧なつくりで並ぶ。ツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどSNS(交流サイト)に上げる写真を撮影するにはお薦めだ。

「オブザベーション・タワー」からが園内を見渡すことができる

 レゴブロックを使った体験コーナーも充実。レゴブロックの製造工程を見たのちブロックがもらえる「レゴ・ファクトリー・ツアー」、レゴブロックのロボットをプログラミングできる「ロボティック・プレイセンター」、レゴブロックで車や飛行機を組み立て、レースする「ビルド・アンド・テスト」などがある。

 パーク全体は100ヘクタール以上あるTDRと比べると小規模だが、小さい子どもがいる家族連れにとってはちょうどいい大きさという印象だ。ベビーカー置き場や、小さな子どもの高さに合わせたトイレ内の洗面所、親子で入れるファミリートイレなど、至る所に小さな子ども向けの配慮が施されている。

水しぶきをあげるアトラクション「スクイッド・サーファー」

 一方、いわゆる「絶叫系」のアトラクションはなく、こうした遊園地が好きな若年層には物足りないかもしれない。逆に言えば、ジェットコースターと高いところが苦手な人を除けば、小さな子どもが安心して楽しめる乗り物や体験コーナーばかり。祖父母が幼い孫を連れて楽しむのにうってつけかもしれない。レゴランド・ジャパンは年間200万人の来場者数を見込むが、両親だけでなく祖父母も資金を提供する「シックスポケット消費」は大いに期待できそうだ。

様々な形や色のレゴブロック

 同施設は英テーマパーク大手、マーリン・エンターテイメンツ傘下のレゴランド・ジャパン(名古屋市)が約320億円を投じて完成させた。マーリンはレゴランド・ジャパンを含め世界で8つのレゴランドを運営するほか、水族館「シー・ライフ」、ろう人形館「マダム・タッソー」などを手掛ける。来場者数では米ウォルト・ディズニーに次ぐ世界2位の企業だ。

 レゴランド・ジャパンの隣接地には2018年に「レゴランドホテル」「シーライフ」が完成。時期は未定だがレゴランド自体の拡張工事も計画されている。

(名古屋支社 小林宏行、写真=今井拓也)

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