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無駄な油とサヨウナラ 最新ノンフライ調理家電の実力

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NIKKEI STYLE

新年度を迎え、自分や家族の生活スタイルが変わったという家庭も多いだろう。この機会に「キッチンで使うのは電子レンジだけ」という男性も料理に取り組んでみてはどうか。最新のノンフライ調理家電を使えば、難しそうに思える揚げ物も簡単。しかも、食生活の見直しも同時にできるのだ。

ノンフライ家電を使ってヘルシーな食生活を

ノンフライ調理とは、油で揚げる代わりに、熱風や過熱水蒸気(100℃以上に加熱した蒸気)で焼く調理方法のこと。例えば唐揚げは、鶏肉に含まれる脂自体が加熱されることによって、まるで油で揚げたような仕上がりになる。加熱時に無駄な油や塩分なども落とせるため、ヘルシー料理が作れるのだ。

「油で揚げた一般的な唐揚げやトンカツが食べたいときは、お総菜か外食」と割り切って、自宅では油で揚げないノンフライのみにすると決めれば、かなりカロリーが軽減できる。実際、著者宅では、ノンフライ調理機を導入して以来、ほとんど揚げ物はしなくなった。その代わり、ノンフライ唐揚げやトンカツなどは非常によく食べている。

冷凍ポテトなども、ノンフライヤーのバスケットに入れて7、8分加熱すればおいしくできあがる。ヘルシーなので子どもたちのおやつにも最適だ。ノンフライ家電があれば、無理に頑張ることなく、カロリーオフできる。

油を使わないので、料理初心者にとってもハードルは高くない。油の温度や量に気を使う必要はないし、料理中は別のこともできる。やけどにおびえることも油をどう捨てればいいかで悩むこともない。「自分でとんかつを揚げるなんて、想像したこともない」という人でも、手軽に揚げ物を作ることができるのだ。

買ってきた揚げ物を温めるときも、ノンフライ家電は活躍する。電子レンジやオーブントースターとは異なり、中まで温かく、それでいて外をサックリとした状態にできる。しかも衣に含まれた油も落とせるのだ。

フィリップスから「ノンフライヤー」が発売されて以来、ノンフライ調理を売りにした様々な調理家電が登場している。ノンフライ家電には、それぞれ特徴がある。主な違いは、「一度に作れる量」と「調理時間」「本体サイズ」「作れる料理のバリエーション」の4点。家族の人数や、食べたい料理によって変わってくるので、ライフスタイルにあったノンフライ家電を選ぶことが重要だ。そこで、代表的な3機種を比較してみよう。

すぐに調理できるフィリップス「ノンフライヤープラス」

2013年に発売され、ノンフライブームを巻き起こしたのが、フィリップスの「ノンフライヤー」だ。海外市場で先行して発売された後、満を持して日本でも発売された。発売から約4年たち、何度かモデルチェンジを繰り返しているが、基本的な性能は変わらない。80~200℃に熱された熱風が庫内を高速循環することで、食材の表面を焼き揚げる。

フィリップスの利点は、加熱の早さだ。例えば、ノンフライ唐揚げながら、10分以内で調理できる。これは、他のノンフライ対応調理家電と比べても非常に早い。食材を用意している間に2~3分予熱しておけば、すぐにノンフライ唐揚げが調理できる。

また、唐揚げの調理時間を高温200℃なら8分、もしくは180℃なら10分以上と、加熱温度を調整して楽しむことも可能。それによって、表面のカリッ感などを好みにあわせられるのだ。

ノンフライ料理を作るときに気になるのが、衣がはがれやすい点。2014年に発売された「ノンフライヤープラス」では、具材を置くクッキングネットに、食材がこびり付きにくくなるノンスティック加工が施されている。そのため、唐揚げやトンカツの衣がはがれにくくなっている。

ただし、2段調理が可能なダブルレイヤーネットは、ノンスティック加工されていない。そのため、衣がこびり付きやすく、ノンフライ唐揚げなどには不向きである点に気をつけたい。

本体サイズに対して、内サイズが小さめなのは注意点。唐揚げの場合、1回に調理できるのは小さめの鶏モモ肉1枚分(約250g)程度。大量に調理する場合は、何度も調理する必要がある。ただ、調理速度が速いため、時間的にはそれほど長く感じない。

ノンフライヤー本体が大きいのもデメリットの一つ。ノンフライ調理の専用機だけに、キッチンが狭い場合は使用していないときに邪魔になるかもしれない。専用の設置場所が作れるキッチンであれば、この問題もクリアできる。

○ 短時間でノンフライ調理できる  
○ こびり付きにくく、裏返す必要もない  
× 庫内の小ささに対して本体は大きい  
× 専用機なので、他の調理は不可  

トースターとしても使えるシロカ「ハイブリッドオーブントースター」

ノンフライ調理のためだけに専用家電を購入するのは厳しいという人は、トースターとしても使える「トースター型」を検討するのも手だ。おすすめは、グラファイトヒーターと、コンベクションファンを搭載したシロカの「ハイブリッドオーブントースター」。

グラファイトヒーターとは、0.2秒で立ち上がり加熱がスタートするヒーターのこと。コンベクションファンとは、庫内の熱を熱風として循環させる仕組み。この2つを備えることで、トーストを約2分でこんがりと焼ける。トーストのクオリティーもトップクラスだ。

ノンフライ調理も、このグラファイトヒーターとコンベクションファンの組み合わせによって行う。庫内サイズが広いため、ノンフライヤー型の調理器具では一度に2枚しか焼けないトンカツも、ハイブリッドオーブントースターなら一度により多く焼くことができる。

ノンフライ唐揚げの調理にかかる時間は約16分。多くの量を調理できるが、その分、庫内が広いため、どうしても時間はかかる。また、途中で裏返す手順も入る。ただし、この裏返す工程により、底面のべたつきが軽減され、また、上面だけが焦げるといったことが防げるのだ。若干手間は掛かるが、おいしくできる。

日常はトースターとして利用し、さらにときにはノンフライ調理も楽しめる。そんなマルチな使い方ができるのが利点だ。

○ トースターとしても優秀  
○ 庫内が広いので、たくさん作れる  
× 裏返す手間がかかる  
× 調理に掛かる時間は16分とちょっと長め  

スチームオーブンレンジでノンフライ調理「ヘルシオ」

ノンフライ調理は、フィリップスのノンフライヤーの登場でブームに火がついた。しかしそれ以前から、スチームオーブンレンジを使えばノンフライ調理は可能だった。

最初に過熱水蒸気調理を家庭に持ち込んだ、シャープのウォーターオーブン「ヘルシオ」では、過熱水蒸気を使って食材が含む油分で揚げ物ができる。

スチームオーブンレンジでノンフライ調理を行うメリットは、一度に作れる量が多いという点。大きめの鶏モモ肉2枚分なら、一度でノンフライ唐揚げが作れる。トンカツでも4枚同時に焼き揚げられる。家族の夕飯のメインディッシュをまとめて作るのであれば、スチームオーブンレンジが適している。

欠点は庫内サイズが大きいため、時間がかかる点。過熱水蒸気で庫内を充満させる必要があるため、調理にかかる時間は約14分。冷凍の状態(味付け済み)からでも調理できるが、その場合は最大22分ほどかかる。

30リットルクラスのスチームオーブンレンジなので、本体サイズは最も大きく、ノンフライ調理だけのために購入するには価格も高い。しかし、調理機能は充実している。さらに、食材の量、温度などを自動で最適な状態にして調理する「まかせて調理」機能を備えているため、誰でも簡単にノンフライ調理ができるという点も評価したい。

○ オーブン調理からレンジ、そしてノンフライまで万能  
○ 量を気にすることなくワンボタンで調理可能  
× 設置スペースが大きく、本体価格も高い  
× ノンフライのためだけに買うのはオーバースペック  

どのノンフライ家電がおすすめ?

今回、3つのノンフライヤー家電を紹介した。では、それぞれどのような人におすすめなのだろうか。

調理時間を優先するなら「ノンフライヤープラス」:短時間で調理したい人には、加熱が強いノンフライヤーをおすすめしたい。食材を用意している間に2~3分予熱しておけば、唐揚げが8分で完成する(高温200℃の場合)。食材をひっくり返す手間も不要だ。

設置場所が限られていたら「ハイブリッドオーブントースター」:専用機を置くのはスペース的に難しいという人には、トースターとしても使える「ハイブリッドオーブントースター」がおすすめ。庫内サイズが広いため、一度に調理できる量が多いのも魅力。

多機能を重視するなら「ヘルシオ」:これ一台でいろいろ調理したいという人には「ヘルシオ」が向く。オーブン調理からレンジ、そしてノンフライと、これ一台で様々なレシピが調理できる。一度に作れる量が多いため、家族で食べる夕飯のメインディッシュをまとめて作ることができる。

(デジタル&家電ライター コヤマタカヒロ/編集協力 井上真花=マイカ)

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