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ポイント賢者への道

カード選びは「還元率」に注目 魅力のリターン ポイント賢者への道(3)

2017/3/22

ポイントに興味のある人であれば、「還元率」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。ポイントを効果的にためるうえで欠かせない考え方です。このコラムでもたびたび登場することになるので、少し詳しく見ていきましょう。

還元率は、支払った金額に対して何円分のリターンがあるかを示します。クレジットカードの広告に「支払額200円につき1ポイントたまり、たまったポイントは1ポイント=1円として使えます」とあれば、還元率は0.5%になります。同様に、1000円払って1ポイントたまり、1ポイントを5円として使える場合も0.5%です。

みなさんが持っているクレジットカードや電子マネーの還元率も計算してみてください。還元率がわかれば、どれが有利なのかを比較できます。通常は0.5~1%程度とするケースが目立ちます。1年物の定期預金の金利が大手銀行で0.01%という現在、それだけでも十分魅力的です。

特定の店舗に限って還元率を高く設定する例もあります。タカシマヤカードは高島屋(一部店舗を除く)で使うと還元率は原則8%です。イオンカードは系列店で毎月20日・30日に買い物をすると代金そのものが5%OFFとなり、実質的に高い還元となります。

ただ、還元率は一般的な条件で使った場合で計算しましょう。家計全体で見ると、支出のすべてを特定のお店で済ませることは困難です。幅広いカード加盟店でいくらの還元を受けられるかが重要となるのです。

100万円分の買い物をして戻ってくるポイントは、還元率が0.5%なら5000円分、還元率が1%であれば1万円分となります。還元率の高低によるリターンの差は、支出額が増えれば増えるほど大きくなります。使うカードによって年間数万円の違いも出てくることになります。

菊地崇仁(きくち・たかひと) 1998年NTT入社。退社後2006年から情報サイト「ポイ探」運営に参加し11年から代表

[日経プラスワン2017年3月18日付]

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