マネー研究所

人生を変えるマネーハック

浪費を防ぐ切り札 サブバンクで貯蓄する サブバンクをマネーハックする(3)

2017/3/20

 みずほ銀行は前回も紹介した通り、個人向け国債や投資信託などを保有していれば、他行振込手数料が月4回まで無料になるので、手数料を気にせずサブバンクへ資金移動ができます(しかもモバイルバンキングを活用すれば店舗に行かなくてもいい)。

 楽天銀行なら、グループの楽天証券でネット証券口座を開設することで(「マネーブリッジ」という設定をする)、普通預金口座が金利が5倍になる(執筆時点では年0.1%)というキャンペーンをしています。ゆくゆくは投資を始めたいと考えているなら、有力な選択肢といえるでしょう。

■サブバンクは「おろさない」が大事

 サブバンクを貯蓄口座に位置づけるのであれば、基本的に下ろさない口座だと決めて、それを堅く守ってください。緊急時以外、多少のことは我慢しながらお金をためる習慣をつけていきましょう。

 不思議なことですが、お金は口座を分けただけで残るようになります。いくら意志が強くても、給料を計画的に使ってお金を余らせるのは容易ではありません。趣味、買い物に浪費してしまう誘惑があるからです。

 こうした心理を行動経済学でメンタルアカウンティング(心の会計)といいます。人は心の中にいくつか会計勘定を持ち、お金を仕分けする傾向があります。あらかじめ天引きされて手元に入ってこないお金は最初から「なかったもの」と認識するのです。

 だからこそ、メインバンクからサブバンクに資金を移してしまえば、無駄づかいができなくなり、お金がたまるのです。これはやってみる価値があると思います。

マネーハックとは ハックは「術」の意味で、「マネー」と「ライフハック」を合わせた造語。ライフハックはIT(情報技術)スキルを使って仕事を効率よくこなすちょっとしたコツを指し、2004年に米国のテクニカルライターが考案した言葉とされる。マネーハックはライフハックの手法を、マネーの世界に応用して人生を豊かにしようというノウハウや知恵のこと。
山崎俊輔(やまさき・しゅんすけ)
 AFP、消費生活アドバイザー。1972年生まれ。中央大学法学部卒。企業年金研究所、FP総研を経て独立。退職金・企業年金制度と投資教育が専門。著書に『誰でもできる 確定拠出年金投資術』(ポプラ新書)など。http://financialwisdom.jp

マネー研究所新着記事

ALL CHANNEL