変わりたい組織と、成長したいビジネスパーソンをガイドする

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック

多くの企業が「女性活躍推進」に取り組む中、マネジメント層には女性を育成するスキルが求められています。もちろん転職市場においても、女性のマネジメント力に長けた方はプラスアルファの評価を受けられます。

そこで今回は、女性の力を引き出し、生かすマネジメント法についてご紹介しましょう。4月から新しい女性メンバーを迎える方、女性が多い組織やチームのマネジャーに就任する方も、ぜひ参考にしてください。

女性特有のバイオリズムについて、知識を持っておく

女性メンバーが落ち込んだり、思い詰めたりしている様子を見たとき、あなたならどんなふうに働きかけますか?

「すぐに声をかけ、とことん話し合って、一刻も早く問題解決に導いてあげる」――この行動は、とても良い上司のように見えますが、時と場合によっては「NG」なのです。

女性の身体は、生理周期に応じてホルモンバランスが変動し、それによって気分が左右されます。「生理前はイライラする」というのは耳にしたことがあるでしょうが、他にも、少しのことで落ち込む、神経質になる、攻撃的になるなど、個人差はありますが、精神状態が不安定になりがち。これらは本人もなかなかコントロールができないものです。そんなタイミングで「一緒に問題を解決しよう」と働きかけても、堂々巡りになったり、逆効果になったりする危険性も大。

つまり、身体的な原因で精神状態が不安定になっている場合は、真っ向から向き合うより、その時期が過ぎるまでそっとしておくのが有効であるケースも多いのです。

女性の部下を持つ方は、ぜひ女性の身体と精神のバイオリズムについての知識を持っておいてください。そうすれば、女性メンバーの感情の起伏や態度などに戸惑うことなく、冷静に対処できると思います。

「関心を持ってくれている」という安心感を与える

女性には「自分に関心を持っていてほしい」という願望があります。何か変化が見えたら、声をかけてあげてください。機嫌が良ければ「何かいいことあった?」、元気がなければ「どこか具合が悪いの?」といったことでいいのです。容姿については「セクハラになるといけない」と発言を控える人も多いでしょうが、女性の心理としてせっかく髪型を変えたのに何も言われないのは寂しいもの。「雰囲気が変わったね」という一言でもかければ「ちゃんと気付いてくれた」とうれしく感じるでしょう。

新着記事

Follow Us
日経転職版日経ビジネススクールOFFICE PASSexcedo日経TEST

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック