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リーダーの母校

「世の中を変えるのは映画だけじゃない」芸大で気づく 俳優・伊勢谷友介氏が語る(下)

2017/3/20

 それは27歳くらいのときでした。そこから目的達成のために何をすべきかいろいろと考え、32歳の時にリバース(rebirth)プロジェクトを設立しました。

 私は、リバースプロジェクト自体が、私のアート作品だと考えています。アートという言葉はもともと、技術を意味するアルスから来ています。その技術はどんな技術かというと、人が生きるための技術。つまり、アートは、人が生きるための未来を創造する役割を担っているのです。リバースプロジェクトの目的も未来の創造にあります。ですから、リバースプロジェクトは、私にとってアートであるわけです。

新ブランド発表の会見で大塚家具の大塚久美子社長(左)と握手を交わした(2月9日、東京都江東区)

 では、具体的に事業として何をしているかというと、例えば現在は、大塚家具とのコラボでアップサイクル家具ブランド「Un-TIQUE NEWTIQUE」を立ち上げ、アップサイクル商品の普及に努めています。

 アップサイクルとは、古い商品を単にリサイクルするのではなく、職人やアーティストの力を借りてリメークし、さらに付加価値を付けた商品のこと。Un-TIQUE NEWTIQUE は、大塚家具が下取りした古い家具をリメークした商品で、骨董品とも違うから、あえてアンティークのアンを An ではなく Un としました。

 地球の限りある資源を有効活用するアップサイクル市場が拡大すれば、環境問題への一つの解決策にもなり、ひいては気候変動への影響を抑えることができる。人類が生存し続けることができるための地球環境を残すというリバースプロジェクトのミッションにもかないます。

■これからも、映画関係の仕事と実業家の二足のわらじを履いて活動する。

 事業の手ごたえはこれからですね。現在、リバースプロジェクトのスタッフは約20人。私たちの掲げる考え方やコンセプトに賛同し、実践してくれる人をもっと増やしていくためには、まだ力不足です。世の中を変えるほどの影響力を持つためには、会社をもっと大きくしなければいけないと考えています。

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