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ポイント賢者への道

ポイントには有効期限 使い切って初めて「お得」 ポイント賢者への道(2)

2017/3/15

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 前回、1年間で5万円分くらいのポイントは獲得することができると紹介しました。このポイントを使わなかったらどうなると思いますか? 答えは、「いずれなくなる」です。

 多くのポイントに設定されているのが有効期限です。せっかく5万円分のポイントをためても使わなければ価値がなくなります。したがって、ポイントは、「ためる」前にまず、「使う」についてよく考えなければなりません。

 有効期限には様々なタイプがあります。JALマイルのように、獲得した日から3年たつと失効するタイプが一つです。途中でポイントの増減があると、全てのポイントの有効期限が、その時点から1年などとリセットされるものもあります。Pontaポイントが一例です。有効期限を定めない例も中にはありますが、まずは期限を確認するクセをつけましょう。

 ポイントは、一定数に満たないと、商品との交換や代金の支払いに使えないことがあります。ですから、有効期限内に自分がどれくらいの数のポイントをためられそうか、まずはシミュレーションしてみましょう。使えるほどのポイント数に達しないようなら、そもそも、そのポイントはためる意味がありません。

 ポイントの発行企業が有効期限を設けるのには訳があります。使われないまま残ったポイントは会計上、負債の扱いとなるなど、ほうっておくとどんどん膨らみかねません。それを抑えるためには、期限を定めることが有効です。

 発行企業は、有効期限のほか、付与率や交換価値をいつでも変更することができます。ポイント制度そのものを途中でやめることだって可能です。ポイントは法律で保護されるものでもありません。期限内に使い切ってはじめて、本当に得をした、と言えるのです。

菊地崇仁(きくち・たかひと) 1998年NTT入社。退社後2006年から情報サイト「ポイ探」運営に参加し11年から代表

[日経プラスワン2017年3月11日付]

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