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カフェラテも全自動 デロンギ新コーヒーマシンの実力

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日経トレンディネット

デロンギといえば、世界的にも人気のあるコーヒーメーカーブランドだ。なかでも、家庭用全自動エスプレッソマシンは、日本のこだわり派からも評価が高い。そんなデロンギが、2017年3月1日にフルスペックモデルの全自動コーヒーマシン「エレッタ カプチーノ トップ ECAM45760B」(以下、エレッタ)を発売した。

ハンドドリップ好きも満足させる全自動コーヒーマシン

エスプレッソとは、豆に高い圧力をかけて一気に抽出するコーヒーのこと。従来までの家庭用エスプレッソマシンは、コーヒーの粉を自分で専用フィルターに入れる「半自動」マシンが主流だった。しかし、半自動式は抽出に慣れが必要で、誰でも簡単においしいエスプレッソが作れるとは言いがたい。

そこで最近は豆ひきから抽出までを行う「全自動」タイプが人気。今回発表されたエレッタもこの全自動式。しかも、エスプレッソだけでなく、レギュラーコーヒーやミルクを使ったメニューなども豊富に搭載する「フルスペック機」と呼ばれる高級機種だ。

ちなみに、エレッタの名称は「全自動コーヒーマシン」。これは、エスプレッソだけでなくレギュラーコーヒーの味にも自信があるからだという。なかでも特徴的なのが、日本向けに開発された「カフェ・ジャポーネ」だ。これは、コーヒー豆を蒸らして抽出する特殊なメニュー。ドリップコーヒーの人気が高い日本向けに開発されたメニューで、ハンドドリップコーヒーのような香りやうまみが楽しめる。

こだわり派を満足させる性能

デロンギの全自動マシンの人気が高い理由のひとつが、豆をひくグラインダーだ。コーヒーは豆のひき方で味が変わるといわれているため、最近は家庭用でも数万円する高級グラインダーが売れている。

一般的な全自動マシンのほとんどは、内蔵グラインダーにプロペラ式を採用している。プロペラ式は低コストでコンパクトというメリットはあるが、ミキサーのように回転刃で豆を粉砕する方式のため、豆を均一に粉砕するのには向いていない。一方、デロンギが採用しているのはコーン式。コーン式は円すい型のグラインダーで、豆が均一にひけるだけでなく、豆をひくときに摩擦熱が起きにくい。このため、豆をひく過程で豆の香りを損ないにくく、業務用にもよく利用される。今回発表されたエレッタに搭載されているのも、このコーン式グラインダーだ。

自分の味を追求できるカスタマイズ性

同社の全自動マシンのもうひとつの特徴が、カスタマイズ性の高さだ。コーヒーの味は豆の量や湯量、湯温、豆ひきの粗さなど、さまざまな要素で変化する。エレッタはこれらの調整をユーザーが自分でカスタマイズできる。「苦味が好き」「酸味を強く」など、自分だけの味を追求できる点は、コーヒー好きにはかなりうれしいポイントだ。

ただし、気になったのは操作の分かりにくさだ。フルスペック機はカスタマイズ性が高いにもかかわらず、操作パネルの液晶画面はモノクロのカタカナによる文字情報がほとんど。このため、湯量変更など、複数のボタン操作が必要な手順は、最初に取扱説明書などを確認する必要があると感じた。このあたりは、今後液晶パネルの改良などで分かりやすく進化することを期待したい。

ミルクメニューにも定評あり

デロンギのフルスペック機といえば、ミルクメニューのおいしさでも人気。特に注目したいのが、ミルクタンクをセットするだけでバリスタが作るようなフワフワのフォームドミルクが作れる「ラテクレマシステム」。従来までは、自動マシンで作られるフォームドミルクは泡が硬く、ボソッとした食感のものが多かった。しかし、ラテクレマシステムのフォームドミルクはキメが細かく、非常になめらか。また、泡の硬さをダイヤルで変更できるため、自分好みの口当たりを選択できるのもうれしい。

また、エレッタには手動でフォームドミルクを作るためのミルクフロッサーも付属。人気のラテアートを作る場合は、手動でミルクを泡立てることも可能だ。このあたりの自由度の高さもうれしい点だ。

メンテナンスもほぼ自動

全自動コーヒーマシンというと、メンテナンスが面倒なイメージがある。しかし、エレッタは洗浄もほぼ自動で行う。マシンは一定時間放置すると節電のためにスリープモードになるが、このときにタンクの水でマシン内部を自動的に洗浄する。このため、普段の手入れはコーヒーカス受けに溜まった粉と、水受けに溜まった水を捨てる程度でよい。あとは、2週間に一度、マシン内部にある着脱可能な抽出ユニットをジャバジャバ水洗いするだけと、非常に手軽だ。

従来からのフルスペック機と何が変わった?

ボタン一つで抽出できる手軽さに、コーヒーの味へのこだわり、メニューの豊富さ、メンテナンス性の高さなど、エレッタは同社のフルスペック機にふさわしい高機能な製品だ。ただ、同社はすでにフルスペックモデル「プリマドンナXS ETAM36365MB」(以下、プリマドンナ)を販売している。しかも、両機ともに希望小売価格は税抜き24万円と同じだ。

同社によると、両機の違いはメニューの数と豆ホッパーの容量。エレッタは後発だけあり、プリマドンナでは3種類だったミルクメニューが7種類に増えている。また、豆を入れるホッパーの容量は100gから370gに拡大。豆の量に合わせて水タンクも1.35Lから2Lに増え、一度に抽出できるコーヒーの杯数が大幅に増えた。

また、個人的に一番変わったと感じたのは水タンクの位置。従来までのプリマドンナは本体後方に水タンクがあったが、エレッタは本体側面にタンクを配置。このため、本体正面からすべての操作が完結できるようになった。また、タンク位置の変化により、本体形状もプリマドンナがW195×D500×H325mmと幅が狭くて奥行きが長いのに対し、エレッタはW260×D460×H360mmと幅が広い。

ちなみに、個人的には新旧フルスペック機の違いはあまり大きく感じられなかった。新モデルのエレッタは、豆や水の容量は増えたが、プリマドンナも家庭用マシンとしては十分な容量がある。このため、例えばカウンターなどの前後両側からアクセスしやすい場所に設置する場合はスリムなプリマドンナ。本体背面を壁にくっつけるように設置する場合は前方向からの操作性がよいエレッタ……といった選び方をすると良さそうだ。

とはいえ「従来機との変更点が少ない」というのは、デロンギの全自動マシンがすでに完成された製品ということの表れでもある。機能の多い製品だけに、操作性で戸惑うことはあったが、味はもちろん、カスタマイズ性の高さやメンテナンスのしやすさなど、実際に試飲し、触ってみるとその完成度の高さが体感できる製品と感じた。

(文・写真 倉本春)

[日経トレンディネット 2017年2月23日付の記事を再構成]

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