お金を賢くためる サブバンク活用術サブバンクをマネーハックする(1)

昨年4月はメインバンクの活用法として「普通預金」から「定期預金」に貯蓄資金を移しておくことをお勧めしました。その際にも言及しましたが、サブバンクとして違う銀行を活用してみるのも1つの方法です。

アプローチとしては、

(A)ATM利用手数料が常時ゼロのサブバンクに日常生活資金をまとめて移し、メインバンクを貯蓄口座にする

(B)預金金利が高いサブバンクを貯蓄口座にし、メインバンクを日常生活資金口座にする――の2つが考えられます。

いずれも「分ける」ことで、ためるべきお金がずるずると消費に回らないようにする戦略です。

ネット専業銀行をサブバンクに

サブバンクとして活用を検討してみたいのはネット専業銀行(ないし実店舗が少ない銀行)です。

私たちは今まで、最寄りの駅前に支店があることを銀行の選択基準としてきましたが、今ではオンラインバンキングが利用でき、コンビニATMも活用できるようになっています。

こうした時代に応じて、ネット専業銀行は多様なサービスを提供しています。コンビニATMの利用手数料を無制限にゼロで利用でき、メガバンクより利便性が高い銀行もあります。またメガバンクではなかなか無料にならない他行振込手数料がゼロの銀行もあります。

2行のメガバンク口座を開設するよりも、「メガバンク+ネット専業銀行」の組み合わせで、サブバンクの利用術を考えてみましょう。

なお、先ほどの(A)案、(B)案にはそれぞれメリット・デメリットがあり、活用には工夫を要します。来週以降検討してみたいと思います。

マネーハックとは ハックは「術」の意味で、「マネー」と「ライフハック」を合わせた造語。ライフハックはIT(情報技術)スキルを使って仕事を効率よくこなすちょっとしたコツを指し、2004年に米国のテクニカルライターが考案した言葉とされる。マネーハックはライフハックの手法を、マネーの世界に応用して人生を豊かにしようというノウハウや知恵のこと。
山崎俊輔(やまさき・しゅんすけ)
AFP、消費生活アドバイザー。1972年生まれ。中央大学法学部卒。企業年金研究所、FP総研を経て独立。退職金・企業年金制度と投資教育が専門。著書に『誰でもできる 確定拠出年金投資術』(ポプラ新書)など。http://financialwisdom.jp
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ビジネスパーソンの住まいと暮らし
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