生田さんの美の秘密は

そして私たち女性がもう一つ参考にすべきは生田さん演じるリンコの美しさです。膝丈のスカートをはいているシーンが多かったのですが、その脚の美しいこと……本当に見ほれてしまいました。

様々な情報番組で生田さんは、メークさんの指示でエステに通ったというエピソードを明かしています。今回、その指示を出したご本人に、直接その秘密をうかがうことができました。

ヘアメーク・アーティストの橋本申二さん(atelier ism)は「エステは、生田さんの顔の眉間の深いシワを薄くし、柔らかい肌にすること、また、身体的にはデコルテを美しく見せることと脚を細く見せることが目的でした。 エステでキープできるのは約5日間なので、撮影中は、ほぼそのペースで通っていただきました。生田さんの肌のハリとファンデーションのノリは明らかに違ってきましたね」と語ります。

通常は撮影が進むと 顔が疲れてくるそうですが、今回は逆にきれいになってきて、手応えを感じたとか。 また、爪にネイルを塗り続けると、生田さんの台本をめくる手が自然と女性らしくなってきたそうです。

「生田さんには、役のときだけ女性になるのでなく、リラックスする時間も女性と同じように、女性の意識を忘れずに過ごしてもらいたいとお願いしました。生田さんと荻上監督と一緒に作り上げていく作業は、どれが正しいのかではなく、どれだけ美しく自然であるか?を一番に据えて取り組んできました」(橋本さん)

メークアップ化粧品もかなり厳選し、カメラと照明でテストを繰り返し、自然に見えるものを選択したそうです。

橋本さんは「男性の肌を柔らかくすることなどについて、エステの専門雑誌の編集長さんやビューティーサイエンティストさんたちにもリサーチし、ヘアメークだけではどうすることもできない部分については、多くの人たちの力を借りながら作り上げていったのです。その多くの方々の思いやスキルや努力の結果を、何より生田さん自身が体現してくれました」と教えてくれました。

いかがでしょうか。生田さんと同じ努力をするのは難しいかもしれません。でも、芯の強さと柔和な女性らしさを併せ持つリンコさんの姿に見習うべき点がいくつもあったように感じました。ぜひ、映画館に足を運んでみてはいかがでしょうか。

鈴木ともみ(すずき・ともみ)
 経済キャスター、ファイナンシャル・プランナー。日本記者クラブ会員。多様性キャリア研究所副所長。TV、ラジオ、各種シンポジウムへの出演の他、雑誌やWeb(ニュースサイト)にてコラムを連載。主な著書に『デフレ脳からインフレ脳へ』(集英社刊)。株式市況番組『東京マーケットワイド』(東京MX・三重TV・ストックボイス)キャスターとしても活動中。