努力がデメリットになることは絶対にない
練習のときからシューズを履いていたんですけど、動けば動くほど、足の甲の皮がむけてすごく痛いんです。自分の足を見ながら「これはがんばっている証しなのか、それともへたくそな証しなのか」と悩みました。ほかのメンバーの足を見たらみんなきれいだったから、たぶんへたくそだったんでしょう(笑)。
でもそういう体験から、努力の大切さを感じた気がするんです。努力をしても無駄なこともあるかもしれないけど、努力しないと変われないし、何も起こらない。努力がデメリットになることは絶対にないと思う。
いつもの私はわりと「勢いでどうにかなる」と思っているほうなんです(笑)。でも撮影はそんなにあまくはないから、現場でカメラの前に立つと、自分の力のなさに情けなくなったり、恥ずかしくなったり……。今回の撮影を通じて、たとえ結果が出なくても、自分のために努力はしていきたいと、改めて思いました。
高校を卒業したら、もっと役に専念できるようになる。演じるという女優のお仕事にずっと夢中になっていたいと思います。
広瀬すず(ひろせ・すず)
1998年生まれ、静岡県出身。2012年、雑誌「Seventeen」の専属モデルになり、13年にドラマ『幽かな彼女』で女優デビュー。主な出演作に『ちはやふる―上の句―・―下の句―』『怒り』『四月は君の嘘』など。今年は『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』『先生!』『三度目の殺人』が公開予定。日経エンタテインメント!でコラム『負けず嫌い。』を連載中。
1998年生まれ、静岡県出身。2012年、雑誌「Seventeen」の専属モデルになり、13年にドラマ『幽かな彼女』で女優デビュー。主な出演作に『ちはやふる―上の句―・―下の句―』『怒り』『四月は君の嘘』など。今年は『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』『先生!』『三度目の殺人』が公開予定。日経エンタテインメント!でコラム『負けず嫌い。』を連載中。
『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』
好きな男の子を応援したいと、高校のチアダンス部に入ったひかり。そこでは鬼教師が「全米制覇をめざす」と息巻き、ハードな練習が待っていた。監督・河合勇人 脚本・林民夫 出演・広瀬すず、中条あやみ、真剣佑、天海祐希 3月11日(土)全国ロードショー
(文 泊貴洋、写真 藤本和史)