ヘルスUP

日経Gooday 30+

これだけ?プロが教える、太りにくい体幹トレーニング 人気トレーナー・木場克己さんのカラダメンテ術(1)

日経Gooday

2017/3/16

 ドローインは英語の「draw in (吸い込む、引っ込める)」から来ていて、おなかと背中がくっつくほど、おなかをへこませる動作を指します。ドローインをすると、腹横筋や腹斜筋群、多裂筋などに刺激が入り、内側からおなかが絞られ腹圧が高まります。これ自体、インナーマッスルに簡単に刺激を入れられる優れたエクササイズです。

まず背筋を伸ばす(左)。次におなかを思い切りへこませる(右)。何をしているときもこの状態をキープすれば体幹が鍛えられる(写真:村田わかな)

 ドローインは、体幹トレーニングの基本中の基本。選手たちの場合はほかにもやってもらう種目はたくさんありますが、それらを行う時もドローインは意識してもらっています。

■ドローインを続けると、太りにくい体に変わる!?

 一般の人であれば、ドローインを意識して日常生活を送るだけでも、かなり体が変わるはずです。まず、体幹を鍛えると姿勢が良くなります。悪い姿勢が日常化すると、猫背やぽっこりお腹、肩こりや腰痛にもつながるので、姿勢を良くすることは健康の第一歩といえます。ドローインに加えて腹式呼吸をすると、体幹部の筋肉を積極的に動かすことになるので、より一層、インナーマッスルを刺激して、強くすることができます。

 また、インナーマッスルを鍛えると、ウエスト周りのサイズも小さくなります。これは、インナーマッスルが筋肉のコルセットを作ってくれるからです。しばらくやらないでいると元に戻ってしまいますから、1日のうち、気が付いた時に何度でも繰り返すといいでしょう。

 さらに、インナーマッスルが鍛えられ、強くなると、太りにくい体になります。これは姿勢が安定するとともに、脚を引き上げる筋肉がついて歩幅が広くなることで、全体的に動きがスムーズになり、カロリーをより消費できるようになるからだと考えられています。

 ダイエットをしてもすぐにリバウンドする人は、インナーマッスルが弱い人が多いといわれています。実際、私自身は学生時代からインナーマッスルを鍛えるトレーニングを繰り返してきたうえ、今も動きの見本を何回も行ったり、常にドローインをしているので、食べても太りにくい体質です。

 ちなみに、フィギュアスケート選手やバレエをやっている人は、見た目は細いですが、CTスキャンを撮ってみるとインナーマッスルが発達していることがはっきりと分かります。

【ドローインの効果】

・姿勢が良くなる→猫背や肩こり、腰痛などの改善につながる

・内臓の位置が正常化→出っ腹の改善などにつながる

・姿勢が安定して動きがスムーズになり、基礎代謝が上がる

・スポーツのパフォーマンスが上がる

・運動時のケガを防げる

ヘルスUP新着記事

ALL CHANNEL