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先進安全装備で魅力アップ 新型アウディA3

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日経トレンディネット

アウディ ジャパンは2017年1月末の新春会見で、コンパクトモデル「A3シリーズ」の改良型を日本で初披露した。5ドアハッチバックのスポーツバックと4ドアセダンを軸にラインアップを展開し、税込み価格は293万~624万円となる。

スポーティーな外装で、バイキセノンライト式ヘッドライトが標準に

現行型A3シリーズは2013年秋に日本に導入され、同社の中核的役割を担う主力モデルだ。今回は外装、先進安全機能、コネクティビティ機能などの追加・変更が中心。

フェイスリフトされたエクステリアは、これまで以上にスポーティーさが強調されている。アウディの特徴であるシングルフレームグリル、バンパー、ヘッドライトなどフロント周りのほとんどのパーツを変更し、ヘッドライトはバイキセノンライト式を標準化。オプションでLEDヘッドライトも選べるようになっている(S3シリーズはLEDヘッドライトを標準装備)。

主力モデルに相応しい先進安全機能を強化! 夏には「セーフティパッケージ」も

実は今回のA3シリーズ改良の最大のポイントは、近年のアウディが積極的にアピールする自動運転術に通じる先進安全機能が強化されたことにある。「A4」などのフルモデルチェンジの新型車には、新型車投入に合わせて先進安全機能を積極的に採用しているが、投入タイミングの関係もあり、自動ブレーキ機能を含むACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)が上級グレードにのみ標準化されるにとどまっていた。

より手ごろなモデルもあるが、A3は実質的にアウディのエントリーモデルの役割を担っている。だからこそなるべく早く最新世代を取り入れた先進安全機能にアップデートを図り、"先進安全機能が最新でないことがA3の弱点"とならないようにしたかったのだろう。

今回、全車に標準装備したのは自動ブレーキとACC機能を組み合わせた「アウディプレセンス フロント」。これはレーダーセンサーにより前方の交通状況を常時監視し、約10km/h~65km/hで歩行者を、約10km/h~250km/hで他の車両を検知するシステムだ。ACCは、車間距離や速度を自動調整するほか、緊急時は自動ブレーキが作動する。

また2017年夏以降の販売車両からは、先進システムを組み合わせた「セーフティパッケージ」も選択できるようになる予定だ。これには、意図しない車線からのはみ出しを警告・防止する車線維持支援機能「アウディアクティブレーンアシスト」、車線変更時に後方の死角から接近する車両を知らせて安全確認をサポートする「アウディサイドアシスト」、ステアリングアシストを含む渋滞時追従支援機能の「トラフィックジャムアシスト」などの機能が含まれる。

バーチャルコックピット対応のインテリア

インテリアでは、「TT」や「A4」に採用され話題となったフルデジタルの多機能ディスプレイシステム「バーチャルコックピット」を採用。高性能モデルの「S3」では標準装備、その他のモデルではオプション設定となった。具体的にはメーターパネルが全面液晶モニターになったもので、計器類に加え、インフォテイメントシステムやナビゲーションも表示できる。

クワトロモデルには新開発の2.0 TFSIエンジンを採用

パワートレインは4WD仕様のクワトロモデルに、A4にも採用される「ライトサイジングコンセプト」(パワーと効率の融合を図り、搭載車に見合った排気量エンジンを搭載するという考え方)に基づいた新開発の2.0TFSIエンジンを採用。従来の1.8Lエンジンから排気量を2.0Lまで拡大し、出力は190ps/320Nmに向上し、燃費消費率はJC08モードで16.0km/Lをうたい、従来の1.8TFSIエンジン搭載車比8%、燃費が良くなっているという。またS3に搭載する高出力仕様の2.0TFSIエンジンも改良され、出力は290ps/380Nmになっている。なお前輪駆動モデルは従来と同じ1.4Lで122psの1.4TFSIエンジンだ。

トランスミッションは全モデルで7速化されたDCT(デュアルクラッチトランスミッション)タイプの7速Sトロニックを採用している。

グレード構成はハッチバックのスポーツバック、セダンの両ボディータイプともに、前輪駆動仕様の1.4TFSI、1.4TFSI sport、4WD仕様の2.0TFSI Quattro、2.0TFSI Quattro sport、高出力エンジンと4WD仕様を備えた高性能モデルS3を設定。sportは17インチホイールやスポーツシート、スポーツサスペンションなど装備をアップグレードしたスポーティーバージョンとなる。

全世界では7年連続成長の一方で日本は2年連続マイナス

昨年までのアウディは米国、欧州、中国での好調もありグローバルでは前年比4%超えの約187万台を販売し、7年連続の成長を記録した。しかし日本では2014年の3万1413台をピークに販売はマイナスへと転じていた。2016年は新世代プラットフォーム採用したSUVの「Q7」、セダンとステーションワゴンの「A4」の2台がフルモデルチェンジして好調だったというものの「A3シリーズ」、「A5シリーズ」、「Q5」など主要車種がモデル末期を迎えていたことから、結果として販売台数は減っている。

しかし、2017年は新世代モデルの導入を加速し、まずA5シリーズとQ5をフルモデルチェンジ、コンパクトSUVの新モデル「Q2」を投入し、新世代モデル3車種をそろえる。さらに「Sモデル」や「RSモデル」といった高性能モデルの追加、PHEVの「A3 スポーツバックe-tron」の改良型、Q7にもPHEVモデル「q7 e-tron 2.0TFSI Quattro」を新規導入するなど、合計で19車種を投入する予定だという。

また昨年末までに123店舗まで拡大した新車拠点の強化も続けるとしており、先月オープンしたばかりの名古屋りんくう地区にある「アウディりんくうパーク」を含め、年内に5~6店舗オープンするという。昨年新たにスタートしたアウディの高性能モデル車を専門に扱う「AUDI SPORT」も、現在の24拠点から30拠点まで拡大したい考えで、専売モデルの「R8スパイダー」「RS3セダン」「RS3スポーツバック」「TT RS」といった新型車も投入していくという。

アウディ ジャパンの斎藤徹社長は、新型車の販売を昨年比5~10%拡大し、再び3万台超えを目標にしたいと語る。順調に成長中の認定中古車の販売も強化し、10台以上を展示する中古車センターの設置を進めていく。認知中古車の販売目標は昨年の1万1468台を大きく上回る1万3000台超えとした。このほかにも、デジタルサービスを積極的に投入するなどの取り組みを含めて顧客サービス向上を図っていくという。

人気回復のカギを握るのはQ2とQ5

アウディは、日本では先進的でスポーティーなデザインやドイツ車らしい先進機能、プレミアムカーらしい高い質感が好評で、直感的にクルマを選ぶ人たちや新しいものを求めるユーザーに選ばれてきた。しかしBMWやメルセデス・ベンツといった同じドイツのプレミアムメーカーに比べ、主力モデルで先進安全機能の採用が遅れたこと、また販売台数が増えたことで新鮮さが薄れたことから、ユーザー離れを生んだ感がある。

しかしA4やQ7という新世代モデルからは、ステアリングアシストまで行う渋滞時追従支援機能であるトラフィックジャムアシストを搭載するなど、先進機能の強化は着実に進んでいる。今後は、日本でもアグレッシブに取り組んでいる自動運転を含めた先進機能の開発をより積極的にアピールしやすくなるだろう。またスポーティーさを強めたデザインも含め、アウディらしさを再度訴求するチャンスになりそうだ。

人気回復の成否を占う大きなカギを握るのが、ニューモデルであるQ2だ。アウディ全く新たに開発した初のコンパクトSUVであるQ2が、日本でも人気となっているコンパクトSUV市場で存在感を示せるかどうか、さらにフルモデルチェンジするミドルサイズSUVのQ5がどの程度、買い替えを促進し、新たなファンを増やせるか注目したい。

(ライター 大音安弘)

[日経トレンディネット 2017年2月14日付の記事を再構成]

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