家計

人生を変えるマネーハック

「もしもの妊活」はお金がかかる 新婚から備えよう 子育てとお金の問題をマネーハック(4)

2017/2/27

PIXTA

 今月は「子育てとお金」について考えてきましたが、最後の週は「子どもをつくる」という時点に少し戻ってお金の問題に向き合ってみたいと思います。

 今の時代は人生の多くで選択の自由があります。「結婚する・しない」「子どもをつくる・つくらない」「家を買う・買わない」など、昔のように「当たり前だから」と特定の選択を押しつけられなくなりました。

 それはとても重要なことです。しかし、子どもが欲しい場合は注意すべきことがあります。それは子どもが欲しいと思っても、なかなか授からない場合があることです。気になってはいるけれど、なかなか相談する機会もなく不安を抱えている夫婦も多いのではないでしょうか。

 そして仕事上の理由にせよ、経済的理由にせよ、子どもをつくるという選択を何年か先送りしてしまうと、年齢の関係で実現が難しくなるという問題もあります。そうしたケースではいわゆる「妊活」が検討課題になります。

■不妊治療は結局、お金の問題になる

 わが家は子ども2人いますが、私が40歳をすぎてからの子どもです。実は2人とも不妊治療のおかげで授かった子どもです。

 ファイナンシャルプランナーとして、不妊治療をひと言でいえば、それは「お金の問題」です。というのも、不妊治療は一般にかなり高額で、お金の問題が解決できずに治療を進められない人もたくさんいるからです。

 体外受精の費用が捻出できず、次のボーナスまで3カ月なすすべなく時間が過ぎていくというご夫婦のお話などは、お金の問題が大事な時間を奪ってしまう(年を取っていく)つらいエピソードです。

 もし、マネーハック的にこの問題に向き合うとすれば「不妊治療を考えてからお金をためる」のではなく、「不妊治療をするかしないか分からないうちにその原資を積み立てる方法を考える」べきです。

 「もしも」の場合に備えて、新婚夫婦は早いうちからお金をためておくことが大事です。運良く自然妊娠になれば、そのときは子育て費用や教育費、あるいは住宅購入資金に回せばいいわけですから、まずは貯金を頑張りましょう。不妊治療を検討する際にも数百万円の貯金があればかなりの選択肢が生まれます。

 わが家は幸いにして順調に不妊治療の成果がありましたが、それでも250万円くらいはかかっていると思います(これは不妊治療に苦労した夫婦に比べれば安い部類です)。もしそのお金をすぐ用立てられなかったら、今ここに2人の子どもはいなかったかもしれないのです。

家計

ALL CHANNEL