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リーダーの母校

「仲間と一緒に」精神で東大合格者2倍に、起業も 高島宏平・オイシックス社長が語る(下)

2017/3/6

 高島宏平オイシックス社長(43)の「リーダーの母校」。前半では、転校続きでいじめられっ子だった小学生時代から一転、聖光学院中学・高校(横浜市)でリーダーシップを発揮する活発な生徒に変身した様子を振り返ってもらった。後半は、さらにリーダーシップ力を高め、起業へと進む様子を語る。

■周りに「一緒に東大に行こう」と誘ったら、その年の東京大学の合格者数が一気に倍増した。

 勉強面では、すごく要領のいい生徒で、テストで点を取るのは得意でした。基本的には、出題者側に立って、自分が出題者だったらどんな問題を出すか考える。ふだんのテストも大学入試もそんな感じでした。

 私は最初から東大を受けるつもりでしたが、周りの友達にも「一緒に東大に行こうよ、お前だったら受かるよ」と声を掛け、背中を押し続けました。6年間友達でいたのだから、同じ大学に行き、ずっと友達で居続けたいと、本気で思っていたのです。

 考えてみれば、小学生のころは、やっと仲良くなっても転校で友達関係が終わってしまいました。中学に上がるときもそう。せっかく築いた自分のコミュニティーを、転校や教育システムによって一瞬で失ってしまう。そうした経験を繰り返してきたことで、自分のコミュニティーを失う恐怖心のようなものが、知らず知らずのうちに自分の中に植え付けられていたのかもしれません。だからこそ、一緒に同じ大学に行きたかったのだと思います。

 声掛けが効いたのか、その年は、50人くらい東大に合格しました。当時の聖光学院の東大合格者数は毎年20人くらいでしたので、一気に倍以上に増えたことになります。たぶん、安全志向から、難易度が少し下の大学を受けようとしていた人たちが、勇気を出して東大を受けた結果だと思います。

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