土岐麻子の「旅嫌い」救った、小さな白いスーツケース

ニューアルバム「PINK」を発売し、4月からツアーが始まる土岐麻子さん。ツアーやプロモーションで全国を飛び回るアーティストが選んだ旅行グッズとは
ニューアルバム「PINK」を発売し、4月からツアーが始まる土岐麻子さん。ツアーやプロモーションで全国を飛び回るアーティストが選んだ旅行グッズとは

上質なサウンドと柔らかな歌声で音楽ファンをひきつける土岐麻子さん。資生堂や日産、ユニクロといった有名企業からCMソングの“指名”が後を絶たないことからも、彼女の歌声の魅力がわかる。ミュージシャンという仕事柄、国内外を文字通り飛び回っている彼女がこだわるのは、スーツケースをはじめとした旅行グッズ。「昔は旅行が嫌いだった」という土岐さんを変えた、彼女の歌のようなスマートなグッズの数々を紹介してくれた。

旅行グッズ専門店で見つけたカバンとポーチ

1年を通して、ツアーやプロモーションで全国各地を移動するので、旅行グッズ選び、中でもカバン選びは重要です。今使っているスーツケースは、1年半ほど前に手に入れました。たまたま原宿駅近くの明治通りを歩いていた時に、旅行グッズ専門ショップがあるのを見つけて、フラフラっと入ってしまい、このスーツケースや小物を買ったんです。

土岐さんの手元にあるのが、1年半ほど前に手に入れたスーツケース。このスーツケースのおかげで「旅先ルーティーン」が確立したという

スーツケースを選んだポイントは大きさ。機内に持ち込める、1泊くらいのサイズが欲しかった。もう一回り大きいサイズも持っていますが、ここ最近はどんどん荷物が小さくなり、今では3~4泊ならこの大きさで事足ります。白や素材感も割と珍しく、手荷物の受取所で間違いにくいのもいいですね。

このスーツケースを使い始めてから、どんどん荷物が小さくなったという土岐さん。「3~4泊ならこの大きさで事足ります」

また専門店だったのでケースの中を仕分けるソフトケースやポーチもそろえられるのも魅力でした。同メーカーだとピタリと収まるので気持ちがいい。

中で仕切りのついた両開きの衣類ケースは、片面は使用前、もう片方に使用した衣料を入れられる優れもの。以前は別々に袋に入れていたのですが、「使ったモノは後でしまおう」と思っているうちに、入れ忘れてしまうことも。実は、慌てて部屋を出た時に、下着類を入れた袋をホテルに忘れて……。すごく恥ずかしい思いをしたこともあるんです(苦笑)。その点、それぞれのポケットに「clean」「laundry」と書かれたこのポーチなら確実だし、出し入れも簡単。忘れ物も防げます。

スーツケースと一緒に購入した衣類ケース。両開きになっている
衣類ケースの内側には「clean」「laundry」と書かれているので、衣類の分類も簡単に行える

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土岐さんがスーツケースを購入したショップは、「FLIGHT 001」(フライトワン)。1998年に米国で生まれた「トラベルコンセプトストア」で、日本では原宿店をはじめ4店舗を展開している。

スーツケースは機内持ち込みサイズの「Dash スーツケース」(品番05711-06)。「内装は片側はハンガーを付帯した取り外し可能なオーガナイザーとなっているため、滞在先では仕切りを外してそのままクローゼット等にかけて使用することができます」(日本展開を行うエース・マーケティング部 山田絢音さん)。空港等でスーツケースを開いた際も中身が丸見えにならない内装構造もポイントだという。

ポーチは「SPACEPAK PRINTED ―Underwear―」。フライトワンで人気のパッキンケースシリーズ「スペースパック」の肌着ケース。二層構造になっており、洗濯物と未着用のものの仕分けが簡単に行える(内側にそれぞれ「clean」「laundry」と書かれている)。本体側面に空気穴を搭載しているので、余分な空気も抜くことができる。

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滞在時間の短いホテルで居心地のいい空間をつくるために