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シニアにお得な鉄道・空の旅 企画切符や割引フル活用

2017/2/19 日本経済新聞 夕刊

JR九州の普通列車(写真、苅谷直政)

 JRで長距離移動する際に活用したいのが、割引サービスを付けた「企画切符」。上手に使えば、定額運賃の5分の1ほどで移動できる。一方、航空会社は特にシニア向けの割引を増やしていて見逃せない。それぞれのポイントを達人に聞いた。

 「この会員証を見てください。つい昨日、JR九州のシニア限定会員になったばかり。九州新幹線が使えて3日間でたった1万6000円(税込み)。シニアになれば、こんなにいいことがある」

 喜々として語るのは、今年63歳を迎えるフォトジャーナリストの櫻井寛さんだ。櫻井さんは1年の3分の2はどこかの鉄道に乗って過ごしているが、行く先々で「企画切符」を組み合わせ、お得な旅をしている。

 JRの場合、企画切符の数は全部で160以上。その中から櫻井さんが8種類のお薦めを選んでくれた――。

■下調べ入念に 制約に注意

 「企画切符が特に充実しているのはJR四国です。『バースデイきっぷ』は誕生月の3日間、特急グリーン車が乗り放題で1万280円。3人まで同一条件で同伴できる。つまり、四国に行きたいと思ったその月に、誕生月の誰かと一緒に行けばいい」

 ビギナーにお薦めは何といっても「青春18きっぷ」。年齢制限はない。利用できるのは普通・快速列車のみで、5枚つづりを5人で分け合える。その場合は1人2370円だ。「まずは青春18きっぷで鉄道旅に慣れましょう。ローカル線は不便ですが、各地で駅弁が食べられ、旅情があります」

 企画切符は利用上の注意点もある。「購入できるのが利用開始日の1週間前までとか、使用エリアの主要駅でしか買えないとか、制約があることも。とにかく下調べを入念に」と櫻井さんは言う。

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