2017/2/17

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総額5億円!の抽選権がついた定期預金も

宝くじがもらえる定期預金は複数の銀行で取り扱っている(写真はイメージ)

最後に、これまでもちらほら出てきた「預金や取引をすると何かがもらえる」といったオマケ系のサービスが面白い銀行(支店)を列記してみよう。もらえるものはポイントやマイル、宝くじに百貨店商品券にグルメギフトと幅広い。

「本質的ではない」という批判もありそうだが、毎月の給与振込や年金受け取りだけでポイントがたまっていく銀行もあるので、「放っておいても増える仕組みづくり」の観点からもばかにはできない。マイナス金利で利息に期待できない以上、今や現金同様に使えるポイントやマイルに注目するのは当然のことでもある。ただし、懸賞やくじがついた定期預金には中途解約ができない(できても抽選権がなくなる)ものが多いので注意しよう。

☆スルガ銀行 Tポイント支店

銀行取引でTポイントをためたい若年層に向く。給与振込口座に指定すれば毎月50ポイント、定期預金(1年物)10万円ごとに60ポイント……といった具合だが、目玉は「スペシャルギフト付き定期預金」。1年物定期で金利が0.22%(300万円未満の場合)とそれだけでも今の上位クラスなのに、さらに預入10万円を1口として、毎月1回自動でTポイントが当たる抽選が行われる。1等は10万ポイント(1本)、2等は1000ポイント(3本)。10万円相当のTポイントがいつかは当たるかも、と想像するのも楽しい。

なお、スルガ銀行にはTポイントの代わりにANAのマイルがもらえるほぼ同じ仕組みの「ANA支店」もあり、旅行好きにはこちらが向く。例えば毎月の給与振込で50マイル、10万円以上の年金の受け取りで100マイルもらえる。契約から最長10年間、毎年かなりの量のマイルがもらえる「マイル付き住宅ローン」もあるし、こちらにも「スペシャルギフト付き定期預金」がある。

☆スルガ銀行 ドリームダイレクト支店

「ジャンボ宝くじ付き定期預金」が売り。預入額は1口100万円、300万円、600万円、900万円の4種類があり、期間は3年(自動継続)とやや長い。100万円の場合、ドリームジャンボ宝くじが5枚、年末ジャンボ宝くじが5枚(合計で年10枚)もらえる。3年間では30枚だ。300万円になるとドリームジャンボが10枚、サマージャンボが10枚、年末ジャンボが10枚と増え、3年間では計90枚になる。金利は0.01%と低いが、くじ1枚が300円なので100万円の場合は3000円に相当し、金利に換算すれば計0.31%になる。昨今ではかなり高い部類に入る。万一当たれば天文学的な金利になるのは言うまでもない。

なお宝くじ付き定期を出している銀行は他にもいくつかあるが、他行は「100万円で5枚」だったり「200万円で10枚」だったりで、筆者の調べた範囲ではここが最も資金効率(?)が良かった。送付する宝くじは全て、かの有名な「西銀座チャンスセンター」で買ったものだそうだ。

☆城南信用金庫

懸賞金付き定期の先駆け。3月31日まで「第45回懸賞金付き定期預金『スーパードリーム』」を募集中。10万円以上から預けられる1年物定期で、抽選は10万円が1口。金利は0.01%だが、ドリーム大賞は最高100万円(10本)、1等賞は10万円(1000本)、トラベル賞が5万円分のJTB旅行券(1000本)……と上位の賞だけでも魅力的。また下位の方は3等賞が5000円(2万本)、東北応援グルメ賞は東北応援グルメギフト(3万本)、残念賞でも新潟産コシヒカリ新米5kg(3万本)と当選本数が多いので、もしかしたら当たるかもという気になってくる。懸賞総額の5億9342万円というのはだてではない。3等の5000円でも元金が10万円なら5.0%で、当たれば破格の金利になる。

☆尼崎信用金庫 ウル虎支店

ウル虎支店のサイトより。支店名、商品名もすごいが総額5億円のインパクトがやはり強烈

目玉は「がんばれ阪神タイガース定期預金『猛虎大願』」。1年物で金利は0.01%と低いが、賞金総額最大5億円の抽選が面白い。10万円で1口の抽選権がもらえ、全国百貨店共通商品券が1万本当たる。金額は阪神タイガースのセリーグ公式戦での順位に応じて変わり、優勝なら5万円分(この場合が5万円×1万本で5億円)、2位なら3万円分、3位なら2万円分となる。4位以下は8000円相当のオリジナル阪神タイガースグッズだ。さらにWチャンス特典として、17年にタイガースがプロ野球日本一となれば百貨店商品券3万円分が1000本、抽選でプレゼントされる。募集は4月28日まで。

☆芝信用金庫

目玉は支店で申し込める「懸賞金付き定期預金『ふくふく』」。1年物で金利は0.01%で、第46回を3月31日まで募集中だ。10万円で1口の抽選がもらえ、1等は現金10万円(100本)が当たる。1等より下は「ふくふく賞」となり、内容は婦人画報×リンベルのカタログギフト(100本)、銀座千疋屋のマンゴードリンク2本(1000本)、特別栽培米の山形県産つや姫1kg(1万本)……と様々。総当選本数は1万6500本である。

(マネー研究所編集長 大口克人)