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「学級崩壊」でも東大に6割 スノッブな筑駒生 冨山和彦・経営共創基盤CEOが語る(下)

2017/2/20

■東大在学中に司法試験に合格するも、卒業後は経営コンサルティング会社に就職する。

「大企業に入って経営者に上り詰めることはイケてない。それが筑駒的な価値観」という

 司法試験を受けたのは、完全に父親の影響です。父はサラリーマン経営者でしたが、いつも「サラリーマンの世界では能力のあるやつが偉くなるわけではない。運と上司の好き嫌いで人生が決まるんだ」とサラリーマンの悪口を聞かされてきたので、普通の大企業に就職する気はまったくありませんでした。

 しかし、かといって、筑駒時代の先輩で高校時代からスーパースターだった、劇作家の野田秀樹さんのような飛び抜けた才能もなかった。何をしたいという具体的な青写真もなかったので、だったら、とりあえず司法試験を受けておこうかなくらいの考えでした。

 ところが、司法試験に落ちた時のすべり止めにと就職活動をしていたら、経営コンサルティング会社の存在を知り、興味を持ちました。経営コンサルタントは、プロフェッショナルな仕事で、いわゆるサラリーマンとは違うな、と。正直、司法試験の勉強を2年間、根を詰めてやったことで、法律の勉強も飽きていました。そこで、ボストンコンサルティンググループ(BCG)の入社試験を受けたら、司法試験の合格発表の前に内定が出て、BCGに就職することに決めました。

 当時は、東大を出てコンサルティング会社に入るなんて、完全に変な人だと思われていました。でも、大企業に入って経営者に上り詰めることをイケていないと見る筑駒的な価値観に照らせば、変でも何でもありませんでした。

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