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観光クイズ どこの名所でしょう?

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日本の魅力凝縮 地域一体でアピールへ

2016年に日本を訪れた外国人観光客は前年比22%増の2400万人強だった。日本らしい寺院や遺跡、四季の変化に富んだ山や海の景勝地が外国人を魅了している。ただ、地元では誰もが知っている観光地でも、県外では知名度が極端に低いことがよくある。

そこで、全国観光特産検定を行っている日本観光文化協会(東京・北)の協力で、各地の文化財と景勝地がどこにあるかについて質問を作り、インターネットで幅広い層に答えてもらった。

正答率の低い順に並べると、文化財では横穴墓群の「吉見百穴」、景勝地では富士山に次いで高い「北岳」が1位となった。日本を代表する仏教の聖地も上位に並んだ。世界遺産の高野山金剛峯寺と比叡山延暦寺、永平寺も教科書で学んだはずだが、どこにあるかうろ覚えの人が少なくない。

食や祭りといった無形文化財よりも有形文化財である遺跡や寺院、景勝地は保護がしやすく、各地で観光誘致の目玉として整備が進んでいる。日本観光文化協会の小塩稲之会長は「地域が一体となって観光地にまつわる物語をアピールすることが大切だ」と話す。東京五輪が開かれる20年、日本政府は外国人観光客4000万人の目標を掲げている。

<間違いやすい文化財編>

1位 吉見百穴 正答率40.9%
(1)京都 (2)宮崎 (3)茨城 (4)埼玉

1923年(大正12年)に国の史跡に指定。地元では「よしみひゃくあな」と呼ばれる。古墳時代の末期(6世紀末~7世紀末)に造られた墓で、岩山に掘削した横穴は219ある。1つの穴に複数の人(豪族ら)が葬られていたとされる。横穴墓内の一部には天然記念物のヒカリゴケが自生している。約6割の人が場所を間違え、うち26%が宮崎県と答えた。年齢別では20、30代女性の正答率は3割強。地域別では関東の人も正答が5割に届かなかった。

2位 吉野ケ里 53.0%
(1)北海道 (2)青森 (3)奈良 (4)佐賀

50ヘクタールにわたり集落跡が残る日本最大級の遺跡。稲作文化、定住文化が根付いた弥生時代の生活がわかる国の特別史跡で、出土品の多くは重要文化財。吉野ケ里歴史公園として整備されている。33%が遺跡のイメージが強い奈良県と回答。三内丸山遺跡に引きずられたのか青森県の誤答も13%あった。正答者の地域別では九州89%に対し北海道39%だった。

3位 二重橋 56.2%
(1)鹿児島 (2)北海道 (3)東京 (4)奈良

東京観光の定番スポットだが意外に正答率が低かった。右の写真で皇居前広場から見える手前の「正門石橋」が二重橋と思われているが、正確には奥の「正門鉄橋」が二重橋。かつて橋桁を二重に組んでいたことに由来する。一般参賀の時に渡れる。60代の9割に対し20代は3割と極端に低い。


4位 永平寺 59.7%
(1)石川 (2)奈良 (3)京都 (4)福井

横浜市の総持寺と並ぶ曹洞宗の大本山。道元が開いた。常に200人以上の僧が厳しい修行に励む。永平寺町と地名になっているためか北陸の人の正答率は9割超。中国地方の正答率は5割を切った。

5位 高野山金剛峯寺 63.7%
(1)石川 (2)和歌山 (3)京都 (4)福井

真言宗の宗祖である空海(弘法大師)が開いた。高野山は100以上の寺院が密集する宗教都市で世界遺産に登録。若いほど誤答が多く、20代女性の半数以上が京都と答えた。

6位 比叡山延暦寺 64.1%
(1)滋賀 (2)奈良 (3)岐阜 (4)福井

比叡山全域を境内とする、最澄が開いた天台宗の総本山。京都との県境にあり、古都京都の文化財として世界遺産に登録された。

7位 はりまや橋 67.4%
(1)長崎 (2)高知 (3)和歌山 (4)徳島

「播磨屋橋」と書く。長さわずか20メートルの橋だが観光名所になっている。ペギー葉山の歌「南国土佐を後にして」でも有名。

8位 白鷺城 68.0%
(1)岡山 (2)大阪 (3)三重 (4)兵庫

正式名は姫路城。シラサギが羽を広げたような天守の優美な姿に由来する。国宝で世界遺産。姫路がどこの県か、勘違いした人も。

◇     ◇

<景勝地編>

1位 北岳 28.0%
(1)富山 (2)新潟 (3)長野 (4)山梨

日本で2番目に高い北岳があるのはどこか、という問題。富士山の存在に隠れがちだが、日本百名山にも数えられる標高3193メートルの美しい山で、火山でない山としては日本最高峰。赤石山脈の北部に位置し、白峰三山の1つ。南アルプス市にあるが、北アルプスと間違えた人が多かった。地域別では東北の38%が最高。中・四国の正答率は2割を下回った。


2位 笹川流れ 34.8%
(1)山形 (2)新潟 (3)富山 (4)福井

川ではない。日本百景でもある村上市の海岸。11キロメートルにわたり日本海の荒波の浸食でできた奇岩が続く。かつての笹川村が名前の由来。海岸沿いをJR羽越線が走り、鉄道ファンの撮影地としても有名だ。国の名勝および天然記念物でもある。福井との誤答が3割強あった。


3位 袋田の滝 42.5%
(1)群馬 (2)栃木 (3)千葉 (4)茨城

華厳の滝(栃木)、那智の滝(和歌山)に並ぶ日本三大名瀑(ばく)。大子町袋田にある長さ120メートル、幅73メートルの滝だ。4段に分かれた岸壁を流れ落ち、四季の変化が美しい。華厳の滝の影響か栃木の誤答が34%あった。

4位 龍泉洞 46.9%
(1)北海道 (2)岩手 (3)大分 (4)沖縄

国の天然記念物で秋芳洞(山口)、龍河洞(高知)とともに日本三大鍾乳洞の1つ。透明度の高い8つの地底湖がある。昨夏の台風で浸水し閉鎖中だが3月中の再開を目指す。60代は6割超、20代は4割を下回った。

5位 田沢湖 49.7%
(1)北海道 (2)青森 (3)岩手 (4)秋田

最大深度は423メートルで日本で最も深い湖。最深部は海面より約175メートルも下に位置し水温が下がらないため真冬でも凍らない。

6位 層雲峡 52.7%
(1)北海道 (2)秋田 (3)大阪 (4)熊本

大雪山国立公園に位置し、石狩川を挟み約24キロの断崖絶壁が続く渓谷。温泉街でもある。北海道の人はさすがに96%が正解。

7位 三保の松原 56.2%
(1)宮城 (2)静岡 (3)長崎 (4)佐賀

気比の松原(福井)、虹の松原(佐賀)と並ぶ日本三大松原の1つ。松島と勘違いしたのか宮城の誤答が28%あった。

8位 猪苗代湖 60.8%
(1)青森 (2)岩手 (3)秋田 (4)福島

日本で4番目に広い湖。福島県の中央に位置し磐梯山と並ぶシンボルだが、九州の正答率は4割を切った。

◇     ◇

これが解ければ観光名人

(観光特産検定1級の問題)

問1:江戸時代に「半農半宿」の宿場で、箸の代わりにネギで食べる「高遠そば」が有名な観光地はどこか。

(1)大内宿 (2)馬籠宿 (3)奈良井宿 (4)関宿

問2:海食によって海岸の岩肌が削られ、高さ約25メートルの岩壁が約1キロメートルにわたり続く「輝石安山岩の柱状節理」はどこにあるか。

(1)石川 (2)新潟(3)福井 (4)福岡

問3:鍋の取っ手(つる)に似た「なべつる岩」という奇岩がある島はどこか。

(1)青島 (2)九十九島(3)対馬 (4)奥尻島

〈正解〉問1(1) 問2(3) 問3(4)


正解


〈文化財編〉1位(4)埼玉 2位(4)佐賀 3位(3)東京 4位(4)福井 5位(2)和歌山 6位(1)滋賀 7位(2)高知 8位(4)兵庫
〈景勝地編〉1位(4)山梨 2位(2)新潟 3位(4)茨城 4位(2)岩手 5位(4)秋田 6位(1)北海道 7位(2)静岡 8位(4)福島

◇     ◇

ランキングの見方 数字は正答率。(1)~(4)は選択肢の都道府県名。写真は文化財1位・吉見町、同3位・環境省皇居外苑管理事務所、景勝地1位・南アルプス市観光協会、同2位・村上市、観光名人・奥尻町の提供。

調査の方法 日本観光文化協会の協力で全国観光特産検定の問題を参考に文化財15問、景勝地15問を作成。1月中旬にネット調査会社のマイボイスコム(東京・千代田)を通じて全国の20~60代の男女1000人(各世代とも男女同数)に解いてもらい、正答率の低い順にランキング化した。

[NIKKEIプラス1 2017年1月28日付]

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