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今買いの新定番自転車 コスパ良しの個性派5選

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日経トレンディネット

ロードバイクやクロスバイクといったスポーツサイクルの多くはイヤーモデル制を採用しており、ニューモデルの追加や既存製品のモデルチェンジが毎年行われている。もっともモデルチェンジといっても車体の設計が一新されるフルモデルチェンジもあれば、カラーやパーツなどの仕様が変更されるだけのマイナーチェンジもあったりとその内実はさまざまだ。そして年明けは、夏から秋にかけて発表された各社の新しいモデルのデリバリーが本格化し、サイクルショップの店頭に並ぶ。われわれ自転車好きにとっては楽しくも悩ましい時期なのである。

今回はそんな2017年モデルのなかから筆者が個人的に「欲しい!」と思ったものをピックアップして紹介する。とはいえ、ただ独断で選ぶだけでは皆様の自転車選びの参考にはならないと思うので、あらかじめ筆者の好みをつまびらかにしておこう。それは「飽きずに長く乗れそうな」自転車である。

それなりの金額を払って購入するのだから年度ごとのモデルチェンジで、あっという間に陳腐化してしまうのではもったいない。そういう意味での"耐用年数"が高いモデルが筆者の好む自転車なのである。具体的にいうと以下の3点がポイントなる。

[1]同クラスでもっとも進んだスペックを持っている
[2]他にはない個性を持っている
[3]普遍的な価値を持つ「定番商品」である

正直、お金に糸目をつけなければ、飽きずに長く乗れる自転車を選ぶのはたやすい。価格が100万円に迫るような最上級モデルのパフォーマンスやデザイン、クオリティーというのは1年や2年で古びないからである。しかし、これから自転車を始めようとする読者にとっては100万円の自転車はあまりにも非現実的だと思うので、高くても10万円台で購入できるモデルのなかからチョイスした。

ジャイアント「TCR SLR2」:フルモデルチェンジでクラス最強のパフォーマンス!

ロードバイクを購入しようと思ったら、誰だってパフォーマンスが気になるだろう。そもそもスポーティーに走るための自転車なのだから。確かにルックスも大事だが、それも納得できるパフォーマンスがあってこそのもの。

「TCR SLR2」は近年トレンドとなっているアルミ製のレーシングバイクだ。なぜこれを選んだかというと、2017年モデルでフルモデルチェンジを受け、フレームが一新されているから。2016年モデルよりも各部の剛性をアップさせつつ車体がさらに軽量に。ブレーキやクランクなど、この価格帯のモデルではコストダウンの対象になりやすい部分まで「シマノ 105」で統一しているにも関わらず価格も下がっている。まさにクラスを超えた圧巻のスペック。2018年度モデルが出て一気に古くなる心配も無用だ。

ちなみにシマノ 105は、さらに上のグレードのものとも互換性が高いため、購入後にグレードアップしやすいというメリットもある。ロードバイクでイベントやレースに参加すると、まず間違いなく上級パーツでカスタマイズしたくなるので、こういうところも大事な要素になる。

また衝撃吸収性に優れた独自のカーボン製シートピラー(サドルを支えるパイプ状のパーツ部品)によってアルミフレームの弱点である乗り心地の固さを解消するなど、走りの"質"を高めるよう工夫しているのもこの価格帯のモデルでは特筆すべきことだと思う。

GIANT「TCR SLR2」(16万5000円、税抜き、以下同)
フレーム:アルミ
フォーク:フルカーボン
メインコンポーネント:シマノ 105 2×11速
タイヤ:700×25C
サイズ:42.5、44.5、47、50cm
重量:7.9kg(47cm)
問い合わせ:ジャイアント
http://www.giant.co.jp/giant17/bike_datail.php?p_id=00000024

キャノンデール「バッドボーイ4 」:登場から15年以上経っても色あせない個性

アーバンバイクというそれまでにないコンセプトを掲げて2000年に登場したキャノンデールのバッドボーイシリーズ。フレームからパーツにいたるまですべてマットブラックで統一されたスタイリッシュなルックスが登場当初から人気となり、現在ではちょっとしたブランド品のとしての風格すらある。

2017年モデルはフルモデルチェンジし、最も安価なこの「バッドボーイ4」にもキャノンデールの独自の機構であるともいえる、前輪を支えるフロントフォークが片側1本だけの「レフティ」や、バイクを立てかけた際にフレーム(トップチューブ)を傷から守るバンパーも標準装備。さらにこのバンパーにはクルマのライトを受けて光る反射素材を用いるなど、その個性がさらに強まった。タイヤはクロスバイクの主流である700Cサイズではなく、MTBで主流となっている少し径の小さな650bを採用。空気がたくさん入る太めのスリックタイヤにすることで凸凹の多い都市部を快適に走行できる。またブレーキもMTBで主流の油圧ディスクタイプだ。このMTBをベースにした街乗り自転車というアイデンティティーはバッドボーイの変わらぬ伝統なのである。

実のところアーバンバイクというコンセプトやマットブラックのカラーリング自体は、今では特に珍しいものではない。しかし、バッドボーイはディテールを革新的にアップデートし続けることで、十数年たっても唯一無二のアーバンバイクとしてのアドバンテージを保っている。

CANNONDALE「BAD BOY 4」(9万円)
フレーム:アルミ
フォーク:アルミ
メインコンポーネント:シマノ・アルタス 3×9速
タイヤ:650×35C
サイズ:SM、MD、LG、XL
重量:N/A
問い合わせ:キャノンデール・ジャパン
http://www.cannondale.com/ja-JP/Japan

ビアンキ「ミニベロ10ドロップバー」:クロモリフレーム採用で"らしさ"が増した

「ミニベロ10ドロップバー」は、小さなWレバー方式の変速機やカンチレバー式のブレーキ、ブルックスの革サドル、亀甲模様の泥除けなど、古き良き時代のツーリング自転車をイメージしたミニベロだ。ロングセラーの定番商品だっただけに、これからも大きな変更を受けずに作り続けられるものと思っていたところ、何と2017年モデルで大胆なフルモデルチェンジを敢行。フレーム素材がアルミからコロンバス社製のクロモリになった。

ちなみにコロンバスというのはイタリアの老舗鋼管メーカー。いわゆる「名門」である。もともとこのモデルのキャラクターを考えるとクラシックなクロモリフレームの方が相応しいのは明白で、より"らしさ"が高まったといえる。価格はシマノのティアグラ仕様で12万円と、折り畳み機構を持たないミニベロとしてはかなり高価だが、本革製のオリジナルサドルバッグも付属するなど、その内容は価格以上。細部にまでしっかりとこだわったプレミアム感のある1台だ。

BIANCHI「MINIVELO-10 DROP BAR」(12万円/シマノ・ティアグラ仕様)
フレーム:クロモリ
フォーク:クロモリ
メインコンポーネント:シマノ・ティアグラ 2×10速
タイヤ:20×1-1/8
サイズ:48、52、54cm
重量:N/A
問い合わせ:ビアンキ(サイクルヨーロッパジャパン)
http://www.japan.bianchi.com/

シュウイン「スティングレイ」:BMXのルーツとなった歴史的名車

自転車という趣味が深まってくると、移動のための道具という本来の目的から離れ、コレクター的な観点から自転車が欲しくなったりもする。歴史的な価値をもつシュウインの「スティングレイ」はまさにそんなモデル。ここ数年は日本での販売が途絶えていたが2017年モデルから販売が再開された。

この見るからに特異な自転車が登場したのは1963年のこと。ハイライズハンドルバーやバナナシート、スプリンガーフォーク、レーシングスリックタイヤなど、当時大人気だった車やバイク、つまりマッスルカーやチョッパーなどのテイストを取り込んだスタイルが子どもを中心に爆発的なヒットを記録したという。そのうちに、このスティングレイでモトクロス競技の真似事をして遊ぶ少年たちが現れる。車輪径が小さく、ホイールベースも短いスティングレイではウイリーやジャンプなどがさぞしやすかったことだろう。これが後のBMX(バイシクル・モトクロス)へと発展する。シュウイン製のビーチクルーザーで山道を下る遊びが後にMTBへと発展したのと同じような経緯である。

当時のモデルはビンテージとしてかなりの高値で取り引きされているが、現行の復刻モデルはかなりのお値打ち価格。移動の道具として見れば大した性能は持ち合わせていないが、コレクションとしてぜひ手に入れたい1台だ。

SCHWINN「STING-RAY」(4万8000円)
フレーム:スチール
フォーク:スプリンガーサスペンションフォーク
メインコンポーネント:シングルギア
タイヤ:前16×1.75、後20×2.125
サイズ:33.4(適応身長 130~185cm)
重量:17.2kg
問い合わせ:シュウイン(マルイ)
http://www.schwinn-jpn.com/index.html

ジャイアント「エスケープRX4」:5万円台で"走れる"クロスバイクならこれ一択!

なんだまたジャイアントか、と言われそうだが、とにかくモノが良いのだから仕方がない。「エスケープRX4」は2017年モデルとして追加されたRXシリーズの最廉価モデル。ジャイアントには「エスケープR3」というクロスバイクの看板商品があるが、それに比べるともう一段スポーティーな仕立てとなっているのが特徴だ。

大きな違いはフレーム。RXシリーズはハイドロフォーミング(液圧成形)と呼ばれる加工技術を駆使したロードバイク譲りの高剛性フレームによってシャープな走りを実現している。つまり、速く、気持ち良く走れる。

重量も10.2kg(シートチューブ長46.5cm)とこの価格帯のモデルとしては相当に軽い。さらに断面形状を工夫することで乗り心地を向上させるジャイアント独自のシートピラー「D-FUSE」の採用や、ケーブル類をフレームに内蔵するなど、上質感を高める努力も怠っていない。ジャイアントはこのRX4と同様、2017年からエスケープR3よりも少しだけスポーツ要素を強めた軽量クロスバイク「クロスター」も新たに追加した。RX4とは価格もスペックも近く悩ましいところだが、筆者のように日ごろロードバイクにも乗るようなユーザーには、よりスポーティーなフレームをもつRX4を推す。筆者的には、このクラスでクロスバイクを購入するならこれ一択である。

GIANT「ESCAPE RX4」(5万7000円)
フレーム:アルミ
フォーク:アルミ
メインコンポーネント:シマノ・アルタス 3×8速
タイヤ:700×28C
サイズ:43、46.5、50cm
重量:10.2kg(46.5cm)
問い合わせ:ジャイアント
http://www.giant.co.jp/giant17/bike_datail.php?p_id=00000045

(ライター 佐藤旅宇)

[日経トレンディネット 2017年1月10日付の記事を再構成]

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