民泊の部屋、VRで360度チェック 東京シェアハウス

2017/2/3

スポーツイノベーション

VRで宿泊施設内を見渡せるようにする(シェアハウスでのイメージ)
VRで宿泊施設内を見渡せるようにする(シェアハウスでのイメージ)

シェアハウスの紹介サイトを運営する東京シェアハウス(東京・渋谷)は、民泊の仲介サイト「シェアチケット」を1月末にオープンする。仮想現実(VR)の技術を活用し、サイト上で360度を見渡して物件の中を内覧できるようにする。古民家などの日本らしい物件が外国人にも一目で分かるようにする。

シェアチケットは古民家やゲストハウス、民宿などを対象とした短期宿泊の仲介サイト。農業など田舎暮らしを味わうといった体験ツアーのコースも設け、サイト内で宿泊とツアーを同時に予約できるようにする。

宿泊できる物件を60件用意した。2年以内に5000件まで増やす。宿泊施設として許可を取っているか、自治体による特区内の物件のみを紹介する。

3月末からサイトにVRで物件を立体的に内覧できるコーナーを設ける。360度撮影できる特殊なカメラを用いて、年間約60軒のペースで物件を順次、VRで見られるようにする。

農家や古民家など日本らしい体験ができる物件をそろえる

スマートフォンをはめ込むVR用簡易ゴーグル「グーグルカードボード」などを使ってサイトを見ると、3Dで内覧が可能になる。すでに立ち上げているシェアハウスの紹介サイトでも、先行して1月下旬からVR内覧を導入する。

外国人客などが都心部のホテルに飽きたらず、地方の古民家やシェアハウスに泊まるケースが増えている。東京五輪・パラリンピックを前に宿泊施設の数が足りなくなることも想定され、民泊へのニーズは今後も高まるとみられる。

東京シェアハウスも今後、サイト内に英語版を設けるほか中国語版も検討しており、外国人客の増加に対応する。

VRは不動産物件の紹介サービスでも導入事例があり、建物の内部を分かりやすく伝える手法として注目されている。シェアチケットでは農家での体験宿泊や古民家など、日本らしい民泊物件が多い。VRで外国人にもイメージをつかんでもらいやすくする。

(服部良祐)

[日経MJ2017年1月18日付]